ノート:三酸化テルル

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  • 懸念点

「岩波書店理化学辞典第5版」酸化テルル-酸化テルル(IVVI)によると三酸化テルルは「水に不溶」とあり本文の「加水によりテルル酸を生じる。」は筆者の「独自の見解」である可能性が高い。あら金 2006年5月1日 (月) 14:48 (UTC)[返信]

別のついでにたまたま見たのですが、Cotton & Wilkinson, Advanced Inorganic Chemistry, 5th ed, Wiley, 1988, pp 517 には、水とはゆっくりとしか反応しないが、塩基には速やかに溶けて tellurates を与える、とあります。--スのG 2006年5月27日 (土) 19:11 (UTC)[返信]
例えばアルミニウムは濃アルカリに溶けてアルミン酸ナトリウムと水素を発生します。そして薄い酸に水素を発生して塩化アルミニウムとなって溶けます。しかし、「アルミニウムは水と反応してアルミン酸塩になる」とか「アルミニウムは水と反応してアルミニウム塩となる」とはいえません。なぜならは、水酸化ナトリウムなり塩化水素が存在することが条件になっているからです。教科書や成書て条件付で記述されている概念を、その条件を取り外すという編集をして表明すればそれは彼の独自の見解です。あら金 2006年5月28日 (日) 14:00 (UTC)[返信]
今ごろ気がついたんですが、TeO3のTeは+VI価ですね。さて、古い Lee(日本語版)には、TeO3 + 3H2O -> Te(OH)6 の反応式だけ、Cotton & Wilkinson には、上記のようなごく簡単な記述だけでした。私(有機屋)には、TeO3の現物を扱った経験はなく、実験項を含む論文なども持っておりませんので、本記事に加筆・上書きするにしても、どう書くか、情報や裏付けがありません。該当部分が独自の見解かどうかの判断はいたしませんが、現状のままでは、誤解を招くもの、あるいは粗雑という見方をされても仕方がないものとは思います。無機屋さんのご意見をお聞きしたいものです。--スのG 2006年5月28日 (日) 15:25 (UTC)[返信]
ノートでの酸化数のご指摘の点は私の誤植です。「岩波書店理化学辞典第5版」を引用すると次の通り。詳細はご確認ください。
酸化テルル(IV).TeO2.二酸化テルル(tellurium dioxide)ともいう.(略)水に不溶.両性酸化物で,強酸と反応して塩基性塩を,強アルカリでは亜テルル酸塩を与える.(略).
酸化テルル(IV).TeO3.三酸化テルルともいう.(略).水に不溶.395℃以上でO2とTeO2に分解(略).(テルル酸を与える旨の記述はない)
テルル酸H6TeO6、 Te(OH)6ともかく(略)120℃で2H2Oを放出して(H2TeO4)nになり,320℃でTeO 3になる.(略)
また、「ヘスロップ・ジョーンズ無機化学」によると
テルル酸H6TeO6は無色の結晶で、Teを王水に溶かした後に塩素酸塩を加え真空で蒸発しHNO3で酸を沈殿させ、これを水から再結晶して得られる
テルルを酸素で酸化するとTeO2が得られる.(略)TeO3はオレンジ色の固体で、テルル酸H6TeO6を強熱して得られる
とあります。
あら金 2006年5月28日 (日) 16:40 (UTC)[返信]

ならばいっそ、と思い、総説と論文を参考に、大幅に改稿してしまいました。これで落とし前になったでしょうか。初稿を作成された方にはすみません。なお、「modification」の適当な訳語と文脈中での用法が分かりません(変態?相?多形?)。ほかにも無機屋さんがご覧になったら怪しい日本語があるかもしれません。無機の作文に慣れた方の校正を望みます。--スのG 2006年5月31日 (水) 16:51 (UTC)[返信]

多形性化合物における modification = 「変態」となるようです。--スのG 2006年9月20日 (水) 15:23 (UTC)[返信]