ノート:ミラン (ミサイル)

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80.214.5.2さんの編集には、問題となる点、矛盾点が多いために戻しました。一点目、ミランはSACLOSなので、熱源誘導方式ではないです。2点目、(ミサイルであるはずの)ミランが監視装置とかいておりますが、意味がとれません。監視装置はミサイルとは別個の機材となり、重量も異なります。3点目、歩兵の携行機材重量について50-70kgと書いてありますが、重すぎではないでしょうか。通常30-40kgが限界であり、これは重すぎて持てません。4点目、「狙撃銃や機関銃、大口径狙撃銃でも届かない1500m以上」と書いてますが、M2重機関銃は2,000m前後まで有効射程がありますので、この書き方には問題が生じます。5点目、ミランを対人攻撃へ利用した事例への評価が書いてありますが、これは執筆者の意見ではないでしょうか。バンカー攻撃の場合は、バンカーそのものを粉砕いたしますし、そこにいるのは一人とは限りません。むしろ、バンカーならば複数人いるでしょう。フォークランドでの事例も重火器拠点への攻撃でもありますので、単純な対人攻撃といえません。簡単に見ただけでもこれだけ問題があります。--Los688会話2012年5月2日 (水) 14:42 (UTC)[返信]

Los688さん いくつかの問題点を挙げられていますが、私は現役の軍人で、ミランの専門家です。 実際にフランス軍にて教育を受けて、訓練や実際の作戦で使用してきました。 問題点一点目、熱源誘導方式とはジャベリンのようにミサイルが熱源に向かって自動に飛ぶというのではなく、ミラン発射機の制御装置がミサイルの後部から出るジェット炎の熱源を感知して有線に信号を出して誘導する方式です。なので最新のミサイルF3は熱源誘導ではなく、光の信号で誘導するのでフレアなどの妨害装置に妨害されません。オリジナルの教範はフランス語なので無理やり日本語訳をしているので若干捉え方がおかしくなりました。2点目は監視装置というのも意味がきちんと伝わらなかったと思います。またLos688さんは、ミランのことをミサイルだけのことと思われていますが、ミランは発射機、MIRA、ミサイル、チューブの4つで構成されています。チューブの中にミサイルが入っていて、これが射撃の時に後方に排出されます。つまりミサイルとチューブが合わせて、ミニション(弾薬)と正式に言います。ミランはこの4つで初めて実際に運用でき、射撃が可能です。ミサイル単体ではミランとは言いません。またミランはただ撃つためだけのものではなく、監視が主任務になります。双眼鏡とは違って長期間の監視に際し、腕の疲れなく、三脚で安定して伏せた状態で7倍率で広範囲を監視が可能で、疲労を最小限にして監視能率が非常に高いということです。また夜間におていもMIRAによって熱源を良く捉えて監視能力が非常に高いということです。そういう総合的な意味で言っているのであって、高性能のハイテク機械での監視装置ということではありません。フランス語で教育を受けたので、これも日本語でうまく伝わりませんでした。3点目、重量については、実際の粉争地での任務では、射手の場合、新型の防弾ベストと装備一式で約25kg、銃が5kg、背嚢が約15kg、ミラン発射機が17kgで合計60kgを超えます。また任務に応じては大量の水と食料や土嚢の袋、スコップなども持って行くので、さらに重量は上がります。実際に私はアフガニスタンでの作戦で経験しましたし、その他のフランス軍部隊も同じく、その様に任務に当たっていました。4点目、1500m以上は届かないという表現は間違っていました。確実に当たらないということです。銃の最大射程と有効射程は違います。また重機関銃で2000mは届くに届きますが、まず当てれない。まぐれ当たりはあるかもしれませんが。ちなみにフランス軍の正式の教範ではM2重機関銃の有効射程は地対地で1200mです(実際的な有効射程)。5点目、実際にアフガンでの戦闘でもバンカーや建物に複数いる敵に対しての射撃や、また単独で立っている敵や移動している敵に対しても狙撃銃的運用で射撃しています。またアフガンでは完全な対人戦闘で、敵には戦車も装甲車もありません。またピックアップなどの車両に敵が載っていますが、武器を持っているのが確認しずらいので大抵撃てません。確実に銃を持っている徒歩の敵に対して射撃しました。 これらのことは実際にミランを扱った人間や最近のアフガン情勢について現地で活動した人ならすぐにわかると思います -80.214.5.2-2012年5月2日