ノート:プロゲステロン

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現状の「サプリメントとしてのプロゲステロン」の項が著しく不正確です。

まず、

>ホルモン補充、不妊治療、避妊、痛み止めなどの目的で、張り薬、塗り薬(クリームやオイル)、座薬などが頻繁に使用されるようになったが、その先鞭をつけたプロゲステロンクリームがサプリメントとして出た当初は、プロゲステロンは皮膚から吸収されないと主張する者もいた

けい皮吸収に属するステロイドホルモン系薬剤といっても、副腎皮質モルモンとプロゲスチンは現状でも経口型が主流です。プロゲステロンが先鞭を切ったというのは、あくまでサプリメント業界の中だけのことであり、医薬品としては大きく立ち遅れて、その効果も激しく議論されている最中です。けい皮吸収が盛んに使用されているのはエストロゲン製剤であり、それも経口がまだまだ使用されている段階です。

そして、プロゲステロンが皮膚から吸収されないと誤解された理由として挙げられている事実ですが、これは生理学の基本からして大きく間違っています。

>①体内を循環するホルモンにはたんぱく質と結合した水溶性の不活性状態のものとたんぱく質と結合していない脂好性の活性状態のものとがあること、②血液中のホルモンの90%はたんぱく質と結合した不活性状態のものであること


ペプチドでできているホルモンは多くが水溶性、ステロイド系ホルモンは脂溶性と、主にホルモンの種類によって水溶性、脂溶性が分かれているのであり、活性化型、不活性状態で水溶性、脂溶性は分かれません。また、蛋白質と結合して運ばれるのはむしろ脂溶性型ホルモンであり、この点からもこの記述はあべこべです。

>③皮膚から補給するホルモンには活性状態のホルモンが使用されていること

エストロゲンのように数種類のバリエーションがあるホルモンと違い、プロゲステロンにはそのような状態の違いはありません。

>④血液検査では活性状態のホルモンを検出しにくいこと(唾液検査は皮膚からのホルモン補給によるホルモンレベルの変化を敏感に反映する:Dollbaum CM, Duwe GF. Absorption of progesterone after topical application: plasma and saliva levels. Presented at the 7th Annual Meeting of the American Menopause Society, 1997.)

これに関しては、むしろ2002年になって、唾液検査は実際の薬理効果の評価としては不適切という報告がなされ、疑問がもたれています。それに関しては以前の版に乗っていたはずですが、なぜ疑問が提示される前の時代の論調で書かれているのでしょうか?

>⑤活性状態のホルモンは酸化されやすく、保存方法が適切でないと酸化されて効力を失うこと(クリーム状のものは通常封を切って3ヶ月ほどで水っぽくなり酸化が進んでいることがわかる) 水っぽさと酸化は別の要素ではないでしょうか? また、吸収を評価してきた研究者が、わざわざそのような状態の悪い素材を使って研究してきたとは考えづらいのですが。

>経口投与に比べて、肝臓や胆嚢への負担が少ない、投与量が経口投与に比べて10分の1で済む、一定量の継続投与が可能、使用上の簡便さなどの利点があり

どんな利点があろうが、プロゲステロンのけい皮投与製剤は吸収効率、効果ともども疑問がもたれています。その疑問への回答として上記の1-4はあまりにもお粗末です。また投与量が10分の一というのも意味不明です。むしろけい皮投与ではロスが多いために使用量自体は10倍になるはずですが。簡便さも錠剤を呑むのに比べて楽といえるのでしょうか?

これらの点を考慮して書き直させていただきます --Pat. 2007年7月11日 (水) 06:49 (UTC)[返信]

以前の修正を見ましたが、根拠も示さずに独善的な反論をしているのは、どういう意図があってのことかと、いぶからざるを得ない内容です。--Foxfire 2009年6月14日 (日) 00:37 (UTC)[返信]

サプリメントメーカーが「合成プロゲステロン」を使用している?[編集]

  2010年1月28日 (木) 22:46 Naturopathdoc氏による編集で、「サプリメント業者が合成プロゲステロンを使用しており、プロゲステロンクリームに関して芳しくない研究結果はこれによりもたらされたものである」という趣旨の記述がなされていますが、これは本当でしょうか?  まず確認ですが、「合成プロゲステロン」とは、化学構造が改変された「プロゲスチン」のことですよね?もし、「化学的に工場で合成されたプロゲステロン」という意味で使われているのならば、どういう合成経路を辿ろうと、物質としてはプロゲステロンそのものなので同じ効用を持ちます。  そうではないとして議論を続けますが、私が知る限り、以前の版に載っていた参考文献の論文では、いずれも天然型プロゲステロンが使用されていたと読み取れます。  参照文献の論文に合成プロゲステロンにより研究されたものが有るのでしょうか?また行政指導を受けた業者に合成プロゲステロンを使用していた業者は含まれておりますでしょうか?  この点に関して、根拠を示していただきたいと思います。  なお、返答は1週間待ちますが、返答がない場合は私の考えで編集を加えます。--220.158.125.229 2010年1月30日 (土) 17:35 (UTC)[返信]

 以前はログインを忘れて書き込んでIP表示になっていました。220.158.125.22は私です。
 10日以上が経過しましたが、返答はないようですので、根拠が見つからないということで以前の版に戻します
 プロゲステロンクリームの推奨者たちは、通常の医療機関で使われている合成プロゲスチンの副作用や欠点を強調し、プロゲステロンを使用するほうに顧客を誘導しようとしています(参考文献の「医者も知らないホルモン・バランス」等)。ところが実際には、プロゲステロンクリームの有効性には科学的根拠が乏しいわけです。おそらく、Naturopathdoc氏らはこのような言説を真に受けた上で、都合の悪い報告を却下するために、「プロゲステロンクリームの効果の乏しさを報告した論文」を、「合成プロゲスチンを使ったために効果が確認できなかった、本物のプロゲステロンクリームならよく効くはずだ」と根拠なく思い込んでしまったのではないでしょうか?--Pat. 2010年2月14日 (日) 14:14 (UTC)[返信]