ノート:フロリダバス

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出典[編集]

当方素人ながら、大変優れた解説として読ませていただきました。ありがとうございます。 さて、文中にていくつかの文献の参照(= (Kassler et al., 2002); (北川ら、2000) 等)がありますが、残念ながら正式な書誌事項が書かれておらず、アクセスできません。できましたら、出典を明記する方向でどなたか補完いただけるとありがたいです。--Masao 2007年2月1日 (木) 16:43 (UTC)[返信]

生殖隔離[編集]

フロリダバスとオオクチバスの間に生殖隔離がないという加筆がありましたが、これについて疑義があります。

まず、「生殖隔離が無いため長らオオクチバスの亜種として扱われ~」ですが、この場合の「生殖隔離」とは、おそらく容易に交雑を起こすということを言いたいものと思われます。しかしブラックバス類を含むサンフィッシュ科魚類には、別種であっても容易に種間の雑種を作る組み合わせが多くあり、フロリダバスとオオクチバスが容易に交雑を起こすから亜種として扱われていたのであれば、その基準を適用するなら、現在独立種として扱われているものでも亜種に降格させねばならない種がたくさんあります。

「容易に交雑を起こすから亜種」という考え方は現代の生物学ではかなり少数派であり、これを亜種の基準に用いるといろいろと不都合が生じます。フロリダバスがオオクチバスの亜種として扱われていたのは、形態的にかなり類似しているからと考えられます。

また、「フロリダバスを独立種として扱う見解が提唱された。しかし両者の間に生殖隔離は殆ど無い。」とも加筆されていましたが、この文章も奇異です。原産地の北米ではフロリダバスとオオクチバスの本来の分布域はほぼ完全に分離していて、自然状態では厳然とした「生殖隔離」があるということになります。「生殖隔離」という用語は本来このような場合に用いるべきであって、容易に交雑を起こすということを言う場合に用いるのは適切ではありません。

なお、フロリダバスとオオクチバスが容易に交雑を起こすということについては「オオクチバスとの差異」のところで記述してあるので、ここで重複して述べる必要はありません。

--Labrax 2007年5月21日 (月) 17:10 (UTC)[返信]