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ノート:フェラーリ・512S

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改名提案

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「フェラーリ・512S」へ改名を提案します。

理由1.「512」はフェラーリ車の型式を特定するものではない。

言うまでもないことですが、ほかにBBとTRがありますし、将来も出現する可能性があります。

理由2.正式名称は「512S」しかない。

この車は1970年1月22日に製造者 (casa costruttrice、ACIフォーマットイタリア語原文) "Ferrari S.p.A. SEFAC" または "Ferrari S.p.A." が "512/S" または "Ferrari 512/S" の型式 (modello、先と同じ) でFIAへホモロゲーション申請され、FIAは銘柄 (Marque、FIAフォーマットフランス語原文) を "Ferrari"、型式 (Medele、先と同じ) を "512 S" として基本のベルリネッタに加えて「スパイダー仕様ボディ」(carrozzeria versione spyder) を承認し、同年4月に進化型 (エヴォリューション) としてリアホイールアーチ後方が切り上げられ「スパイダー仕様後部ボディ」(partie arriere carrisserie version spyder) と、変型 (ヴァリアント) として「変更仕様:(延長) 空力的リア」(Version modifiee: arriere aerodynamique (prolongement)) 、いわゆるロングテールが承認されています。型式取得されているのは後にも先にもこれだけです。

512Mに関して。FIA国際競技法典付則J項のスポーツカーは1969年までは、ボディ形状に変更を加える場合は、初からアタッチメント部品を申請に加えておくか、後から変型か進化型の追加承認を受ける必要がありました。ポルシェ・917の例に挙げると、初年度のロングテールは前者で、1970年度の基本型 (いわゆるK) とLHは後者です。これが1970年に競技者が独自に行うフェンダー形状変更と空力部品追加が規定範囲内で自由となったため、テールに垂直尾翼が付いたり、ヘッドランプの並びが縦から横に変わるほどLHのFフェンダー形状が変わったり、豚と揶揄される膨らんだボディが登場したりするわけです。で、フェラーリは1970年に512Sを運用する過程でボディ形状に変更を加える必要性を悟り、手持ちの512Sベルリネッタにこれを実施したのが512Mというわけです。つまりMとはSの後継型式として新たに製造されたのではなく、Sが改造されて仕様が変わったので運用上の識別を明確にするためにMとされただけで、Sの存在なくしてMは存在しえず、Sに従属しているだけの型式なのです。現記事名が「512」だけなのは、SとMを同記事で扱う必要があるので、記事名も共通する部分のみを抽出したのだろうと推察されますが、そのような配慮は全く不要なのです。

以上から、提案記事名でなんら問題はなく、むしろふさわしいと考えます。

ちなみにフェラーリ側が申請書に型式をタイプする時に数字と文字の間をスラッシュとスペースのいずれを採るかは定まっていません。書類作成に当たった社員のセンスで揺れているようです。 --COPPINO会話2020年5月27日 (水) 11:54 (UTC)[返信]

一週間以上反対意見が上がらなかったので改名を実施しました。--COPPINO会話2020年6月3日 (水) 15:44 (UTC)[返信]