ノート:ハウチワノキ
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学名の意味について
[編集]書く亜種の学名の意味ですが、それは確かにあった方が面白い内容かも知れません。しかし、これはあまりよくない扱いだと思います。といいますのは、学名の種小名というのは形容詞の形を取るわけですが、これはその種や亜種が示す特徴に基づくのが普通ではあります。しかし必ずしもそうではなくて、例えば発見者の名が使われたりしますね。その場合、その分類群の特徴を示しません。また、何らかのことが起きて対象とする分類群に当てはまらない形容詞になってしまう場合もあるのです。何しろ最初に名付けたものが通用するようにする、という約束で使われるので、対象とするものの特徴に合わないから変える、とはなっていません。
要するに、亜種の学名は確かにそれの特徴を示すように見えるのですが、本当にそうであるという保証はないのです。ですから、その意味を書いたところで、その対象を説明したことにはなりません。下手をすれば誤解を招くことすらあります。また、亜種という扱いの場合、地理的な分布の違いや生態分布の違いに基づく可能性が大いにあります。むしろそのような情報を書くべきだと思います。そんな風に変えていただけませんか?--Keisotyo(会話) 2018年12月7日 (金) 14:22 (UTC)
- @Keisotyoさん 確かに、学名と実態とが噛み合っていない種が複数あることは存じております(例: 実際には原産地不明であるにもかかわらず〈メキシコの〉という種小名がつけられたメキシコマンネングサ Sedum mexicanum、特に臭うわけではないのにもかかわらず〈悪臭がする〉という種小名をつけられてしまったドルステニア・フォエチダ Dorstenia foetida)。しかし今回の Dodonaea viscosa の亜種の場合、献名と思われる burmanniana を除き全て形態的な(つまり目視で判断可能な)特徴からつけられたと考えられるものが多い上に、複数の植物図鑑(Beentje 1994、佐竹ら1999)において基本種と(いずれも図鑑内では亜種ではなく)変種 angustifolia の違いを形態的なものとして扱う傾向が見られ、和名のつけられ方(変種 angustifolia を基準にして基本種の方に「ヒロハ」を冠する手法)も含めて学名との強い関連性を見出しました。angustifolia 以外の亜種について直接形態的観点から言及した資料の心当たりはないものの、コモンズに上げられている一連の亜種の写真(burmanniana と elaeagnoides は未確認)を見ると、いずれも見た目による命名である事がますます強く推定され、かつその命名が何の問題もなく実態が伴っているものとしか判断する事ができませんでした。亜種と変種の違いについては把握致しました。お恥ずかしながらここに至るまで二つの用語の差異についての理解が曖昧でしたが、亜種の場合は基本的に形態と分布の関連性が重要な要素となるのですね([1])。分布につきましてはあまりにも広域にわたっていますので記述を後回しにしておりましたが、丁度良い機会ですので分類節に組み込む事に致します。少々お待ち下さい。--Eryk Kij(会話) 2018年12月8日 (土) 22:37 (UTC)
- 出鱈目なことをしないでください。名は体を表す場合もありますが、そうでないことはご存じなのでしょう?ならば何故「今回は名が体を表していそうだからそうした」というのですか?『関連性を見出しました』とは、つまり「独自研究で判断した」と言うことですね?関連の写真で判断を下というのも、完全な独自研究に当たります。ちゃんと特徴が書いてあったのであれば、まずそちらを書くべきです。学名の意味などなくったってかまわないのですよ。
- 『葉の幅が広いことが区別できる特徴になっている』というのと『広い葉という名前を持っている』が全く違う意味を持つことはわかりますね?そして前者抜きの後者には何の意味もないこともまた、分かると思います。
- あなたのしたことは私から見るとこんな感じです。『で、今度来る健太君というのはどんな奴だ?』『はあ、母親が健康になるようにとその名をつけたんだそうで』『それだけじゃ何も分からないぞ』『いえ、私はこれだけ説明しておけば十分だと判断しましたが』
- とまあ。ともあれ、その判断は完全に誤りで、記述内容は方向性が完全に間違いですので、修正を願います。もし形態等の区別点が書けないのであれば、むしろ学名の意味などなくすべきです、混乱と誤解の元にしかなりません。--Keisotyo(会話) 2018年12月9日 (日) 12:29 (UTC)
- @Keisotyoさん 色々指摘して下さって助かりました。たとえ見て分かりそうな情報であったとしても、文章の形で言及したものでない限り独自研究扱いとなる原則は理解していたつもりでしたが、残念ながら不徹底である事が今回よく分かりました。特に、
- >『葉の幅が広いことが区別できる特徴になっている』というのと『広い葉という名前を持っている』が全く違う意味を持つことはわかりますね?そして前者抜きの後者には何の意味もないこともまた、分かると思います。
- この点ですが、生物の命名を行う分類学者は形態の差異を手掛かりに既知の種と異なるか否かを判断するので、原産地や香りではなく、見た目による形態的特徴からつけられたと推定される(亜/変)種小名であれば、間違いなく特徴の説明を兼ねているであろう、とこれまで無意識に特別視してきたきらいがありますね、私は。いずれにせよ、執筆時点ですぐにアクセス可能な資料の心当たりがないからといって、ラテン語の意味説明を置いておけばギリギリ独自研究にあたらない代替物になり得るというのは素人考えであった。そう結論づける事に致しましょう。「出鱈目なことをしないでください」といつになく手厳しいお言葉ですが、このままの状態では誤解を招く恐れがあると強く懸念されている事が十分に伝わりましたので、大事をとって特徴を解説済みの angustifolia 以外のものは全て除去致しました。ただ、亜種の形態的区別について言及した文献のアクセスにつきましては、漸くあてがつきました。特徴について記述する事が重要で、(亜/変)種小名の意味はあくまでもおまけ程度に捉えるべき、というご見解であるのでしたら、形態的特徴について信頼できる情報源による出典つきで加筆できた場合のみ対応する亜種小名の意味説明を復帰させるという事でいかがでしょうか。
- ところで分布情報に関してですが、非常に広域に及ぶ基本種以外全て揃えました。順次基本種の方も加筆していきたい所存です。--Eryk Kij(会話) 2018年12月9日 (日) 15:49 (UTC)
- 素早い対応、ありがとうございます。--Keisotyo(会話) 2018年12月9日 (日) 23:55 (UTC)
- @Keisotyoさん 色々指摘して下さって助かりました。たとえ見て分かりそうな情報であったとしても、文章の形で言及したものでない限り独自研究扱いとなる原則は理解していたつもりでしたが、残念ながら不徹底である事が今回よく分かりました。特に、