ノート:ノサ・セニョーラ・ダ・グラサ号事件

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

Graçaをグラッサとお読みになっていますが,この根拠はなんですか? i)ポルトガル語として,çaをッサと読む理窟は考えにくい(ちなみに,当時の音の受け止めとしてはガラサで,やはり促音を入れる理由はありません。「洋語一覧表」海老澤・チースリク・土井・大塚編『キリシタン書・排耶書』日本思想大系,p. 3),ii)五野井『日本キリスト教史』にはグラサとのみある,という2点から,不審に思いました。 Kzhr会話2012年7月10日 (火) 13:59 (UTC)[返信]

Graçaをグラッサと表記したのは、『国史大辞典』11巻、P412、P553、同8巻、P613などで「ノッサ・セニョーラ・ダ・グラッサ(ノッサ=セニョーラ=ダ=グラッサ)」となっていたからでした。ただ、ご指摘のとおり、私も参考とした『日本キリスト教史』では「グラサ」ですし、『長崎県の歴史』でも「グラサ」でした。「グラッサ」とした根拠としては「『国史大辞典』にそう記載されていたから」というのみですので、日本語表記としては問題があるというのでしたら、項目名や他のページの修正も行いたいと思います。--遠枝会話2012年7月10日 (火) 14:14 (UTC)[返信]
さっそくのご返答ありがとうございます。調べてみると,高瀬先生もグラッサ派なのですね。つづり的にはグラサしかあり得ないと思いますが,聞こえがグラッサなのかもしれません。辞書でもうちょっと調べてみようと思います。 Kzhr会話2012年7月10日 (火) 14:38 (UTC)[返信]
コメント ノッサ・セニョーラ・ダ・グラッサ号事件という事件は日本史上の出来事なので、日本史の学会で「ノッサ・セニョーラ・ダ・グラッサ号事件」という用語が定着している(私はこのあたりの事情には詳しくないので)ならば、項目名についてはとやかくいう気持ちはありませんが、固有名詞(事件名も固有名詞ではありますが)の船名については、原語音により近いと思われる表記がいいかなと思いました。私はポルトガル語を専門にするものではありませんが、ポルトガル語について多少知識があります。Nossa Senhora da Graçaのnossaにあるssは音韻的には単一の音素/s/無声歯茎摩擦音で、対立する有声音/z/はs一文字で表わします。イタリア語のように重子音をあらわすわけではないので、聞こえでは促音が入ったように聞こえる場合があったとしても(聞こえをどの程度反映させるかは日本語カナ表記の難しい問題だと思いますが)、入れないほうがいいのではと思います。çss同様無声歯茎摩擦音/s/をあらわす書記素で(語頭ではsも)、Kzhrさん同様「ッサ」のようには表わさないほうがいいのではと思います。--Xapones会話2012年8月8日 (水) 08:54 (UTC)[返信]
Xaponesさん、ご意見ありがとうございます。用語が定着しているかどうかは私も存じません。国史大辞典での項目名がこうなっている、というだけなので記事名を変更するのは一切問題はありませんし、正しい発音が「ノサ・セニョーラ・ダ・グラサ」の方が近いというのであれば、修正した方が良いでしょう。ただ、私もスペイン語の翻訳・通訳をしている人の意見を聞いたところ、「ノッサ・セニョーラ・ダ・グラッサ」との回答でしたので、もう少し意見を募りたいです。ただ、他に意見が無いようでしたら「ノサ・セニョーラ・ダ・グラサ」に変更しようかと思います。--遠枝会話2012年8月9日 (木) 11:27 (UTC)[返信]

告知をしてから1カ月以上になりますが、他の意見が特に寄せられなかったので、タイトルを変更しました。元のタイトル『ノッサ・セニョーラ・ダ・グラッサ号事件』は、『国史大辞典』での表記にも使われているので、リダイレクトの形で残しておきたいと思います。--遠枝会話2012年9月13日 (木) 12:19 (UTC)[返信]