ノート:ナポリの六度

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ナポリの6度をIVm+5と解釈するのは不適切です(IVm+5は通常F-Ab-C#を指すため)。 また、ナポリ6度はIIm(b5)のIIがフラットしたと考えるのが一般的です(英語版では「下属和音の第5音を半音上げて」と書かれていますが、C#ではなくちゃんとDbを指しています)。

付加音の項目で、 「根音の短7度上の音を追加すると・・・ドミナントの機能を持つ」の部分は、「ナポリの6はドミナントとしても使える」という誤解を生む表現です。ナポリの6はサブドミナント(・マイナー)です。 「根音の長7度上の音を付加することによって、トニカの機能を持たせることもある」の部分は英語版を参考にしたのだと思いますが、読み間違えている上に、 前に増六和音を置いて半音下に転調する手法は、むしろ増六和音の説明に加えるべきで、ナポリの六度の説明には不適切な内容です。