ノート:サルフラワー
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カテゴリについてコメントしておきます。私は、サルフラワーについてチオフェンの誘導体として有機化合物(その子カテゴリの複素環式化合物)と無機化合物の両方に分類してしまえば良いと思っています。このような境界領域で有機/無機の排他性を確保するのは無理でしょう。二硫化炭素は無機でしょうね。--Su-no-G 2009年11月7日 (土) 05:11 (UTC)
- こちらにコメントします。私も少し迷った上に有機化合物にしたのですが、やはりまずかったですか。微妙な線ですし、Su-no-G さんの案に賛成します。--CCoil 2009年11月7日 (土) 13:59 (UTC)
- C-H結合が無ければ有機化合物に分類するのは一旦考えた方がいいかもしれません。化学っておもしろいもんですねぇ。--akane700 2009年11月8日 (日) 11:38 (UTC)
- ちなみにですねぇ他の百科事典の定義で無機化合物の定義は
- 「有機化合物を除外した化合物、。すなわち,簡単な炭素化合物ならびに炭素以外のすべての元素の組合せになる化合物」(大滝 仁志、「無機化合物」、『世界大百科事典』、第二版、CD-ROM版、平凡社、1998)
- 「有機化合物以外の化合物,すなわち炭素を含まない化合物および簡単な炭素化合物をさす」(「無機化合物」、『理化学辞典』、第5版゜、岩波書店、1998)
- なので無機化合物であるというには出典が必要と考えますし、有機化合物と無機化合物とは排他的な概念ということです。--あら金 2009年11月8日 (日) 12:46 (UTC)
- ちなみにですねぇ他の百科事典の定義で無機化合物の定義は
- C-H結合が無ければ有機化合物に分類するのは一旦考えた方がいいかもしれません。化学っておもしろいもんですねぇ。--akane700 2009年11月8日 (日) 11:38 (UTC)
- ぐえ、そんな定義があるんですか。もう少し調べてみます。--Su-no-G 2009年11月8日 (日) 12:50 (UTC)
- 理化学辞典の続きには、「シアンの化合物、炭素の硫化物、ハロゲン化物などはどちらにも入れられることがある.」とあります。コウモリ状態です。--Su-no-G 2009年11月9日 (月) 11:01 (UTC)
- (追加です)
- 「比較的小数の簡単な炭素化合物(炭素の酸化物、シアンなど)以外の炭素化合物(、すなわち一般に有機化合物と通称している化合物)を除いた全ての化合物を言う。…簡単な炭素化合物といっても塩化物(CCl4など)、硫化物(CS2など)などでは、いわゆる有機物としての性質が強く、有機化合物に分類されることが多い。また、シュウ酸塩や酢酸塩などのように、いずれにも分類しうるものもある。」(「無機化合物」、化学大事典、共立出版株式会社)
- なので、炭素骨格を持つ化合物は有機化合物で構わないと考えています。--あら金 2009年11月9日 (月) 13:46 (UTC)
- (追加です)
- 私はサルフラワーは無機なんじゃないかと思います。なので、有機化合物である複素環式化合物にも当てはまらないということになるのではないかと。他の複素環式化合物(チオフェンやピリジン、フランなど)と比べても異様な構造ですし。ボラジンなんかは完全に無機化合物ですし、無水メリト酸も無機化合物なのではないかと。しかし、C-H結合がないCF3OHやメリト酸が有機化合物か?と聞かれると微妙です。--akane700 2009年11月8日 (日) 13:48 (UTC)
- いろいろな観点があるわけで、前世紀では有機化学と無機化学は研究アプローチの方法論が全く違ったので、研究対象として無機化合物と有機化合物を分類することに意義はありました。20年前からは量子化学をもとにした、反応論や構造論が議論できるようになったので、無機化学と有機化学とで研究アプローチの方法論の違いは皆無になり無機化合物と有機化合物との分類はほぼ歴史的な意義ということだと考えます。とはいえ、どの定義を使うかは(各論としての意味のあるなしとはべつに)、決めたら決めたなりに区分するということだと考えます。--あら金 2009年11月8日 (日) 14:39 (UTC)
- (補足)単離可能な無機化合物としてシアン化水素があるので、”C-H”結合は有機化合物の必要条件でも十分条件でもないです。--あら金 2009年11月8日 (日) 15:54 (UTC)
- となると、有機化合物にも無機化合物にも分類しがたい「新しい化合物」はどちらにも分類しない方が無難かもしれませんね。歴史的なものを新しいものに適用する必要性も無いのではないかと。--akane700 2009年11月8日 (日) 20:20 (UTC)
- 『化学大辞典』9巻 共立出版の「有機化合物」では「化合物を分類するのに無機化合物と有機化合物に分類する。 -中略- 現在大体炭素化合物と同義語のように慣用されている。 -中略- 炭素化合物のうちC-H結合を含むものを有機化合物とする定義もあるが、これも厳密なものではなく、例えばシュウ酸はC-H結合を含まないが有機化合物として取り扱われる。」となっています。厳密な定義はないようです。
- シアン化水素は無機物として扱われることが多いのに対し、ギ酸は一般的に有機物として扱われ、四塩化炭素、クロロホルムなど境界領域にあるものは枚挙に暇がありません。Akane700さんのおっしゃるようにどちらにも分類しない方が無難かもしれません。--As6022014 2009年11月9日 (月) 09:53 (UTC)修正--As6022014 2009年11月9日 (月) 09:57 (UTC)
- まあ、もともと有機化合物と無機化合物が定義された18世紀は「生命の関与により生産する化合物が有機化合物で、生命とは無関係に生成する化合物が無機化合物」(Organの原義の通りです)という定義からスタートして広義化したので18~19世紀に知られているような低分子の炭素化合物はどっち付かずなのはしょうがないです。つまり最初に有機物と決めた尿素は生命に無関係に合成可能であることが発見された後も前例にしたがい有機化合物のままということですから。炭素の化合物で無機化合物なのはもれなく18世紀には発見されていた奴だけです。--あら金 2009年11月9日 (月) 13:28 (UTC)