ノート:カレドニア (カクテル)

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調査[編集]

辛うじて、参考文献が見つかりました。このカクテルが実在するカクテルで、それも、少なくとも書籍に載る程度の知名度はあるカクテルだと考えて良いようです。微妙に記述がハッキリとしていない点(後述)があるのですが、恐らく、同一のカクテルと見て間違いないでしょう。

  • 稲 栄作 『カクテルレシピ1380』 p.9 柴田書店 1989年6月1日発行 ISBN 4-388-05502-6

(なお、この本は、1992年9月30日の時点で、第4版を重ねていますので、それなりの冊数が出回っているはずですから、実用に耐えるレシピ本だと言えそうです。実用に耐えないのであれば売れないので版は重ねられませんからね。)

ともあれ、この本によれば、レシピは、

  • レモン・ピール = 1片
  • 卵黄 = 1個分
  • ビター = 1dash
  • ミルク = 3分の1
  • クレーム・ド・カカオ = 3分の1
  • ブランデー = 3分の1

シェークして、シャンパン・グラスに注ぎ、シナモンを飾る。

……となっています。

まず、3分の1という分数表記は、一般的には20mlに相当しますので、この点は本文と一致します。なお、クレーム・ド・カカオは、当然カカオ・リキュールの1種ですから、この部分の本文の記述も、とりあえず問題なしと言って差し支えないでしょう。さらに、この本の197ページには、ミルク・シェーク(Milk Shake)のレシピが載っていますが、このカクテルに当然使用される牛乳を、このレシピでは「ミルク」と書いているので、本文で牛乳となっている部分も問題ありません。その他、作り方(シェークで作る)も一致しています。

少し問題なのは、見ての通り、この本にはビターズの種類が明記されていないことですね。まぁ、それでも本文に書いてある、アンゴスチュラ・ビターズを使うというのは、常識的に考えてもあり得る話です。なので、これについては目をつぶっても良いかもしれませんが、カレドニア・カクテルについて、私は今回見つけた本でしか知らないので、ビターズの種類については責任を持てません。

そして、なにより気になるのは、レモン・ピールとシナモンの扱いですね。……文献の「シナモン」を飾るというのは、作り方から見て、文献側の誤記の疑いがあります。このカクテルは、コールドドリンクですから、さらに使用するグラスから考えても、どちらかと言えば、本文のようにパウダーを振りかけるの方が正しい可能性が高いと考えます。さらに、この文献では「レモン・ピール」の使い方がハッキリとしていないのも気になります。

以上の調査結果を報告しておきます。--G-Sounds 2010年12月20日 (月) 17:25 (UTC)[返信]