ノート:ウバユリ属

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Cardiocrinum属の提唱者について[編集]

牧野富太郎先生が、その著書で「ウバユリとともに古くからユリ属に入れられていたが、葉が網状脈を持つこと、(中略)などではっきりと別属であることに著者はこれに気づき、この属を設立した。」としています(牧野・新日本植物図鑑 ISBN-10: 4832600109、「オオウバユリ」の項目内)。その一方で、RHSJエンタープライズ株式会社の情報(元情報は、英国王立園芸協会のようです)では、「Cardiocrinumという名前は1840年代にジョン・リンドリーが提唱したものだが、これが普及したのは20世紀に入ってからである。」とあります。おそらく、名称の提唱がen:John Lindleyさんで、属名としたのが牧野先生なのかと想像するのですが、裏が取れておりません。John Lindleyさんの文献は19世紀のものになると思いますので、私では手が届きません…。どなたか情報を頂けませんでしょうか。--Almandine 2008年8月18日 (月) 10:37 (UTC)[返信]

牧野富太郎先生の、Observations on the Flora of Japan. (Continued from p. 116.) に、「"Lilium sect. Cardiocrinum ENDL. Gen. P1. (1836--40), p. 141."」とありました。この文献自体ではcardiocrinumは節ではなく属として扱っていますが、命名者はツンベルク先生のようです。また、この時代には本文献以前に、日本における「権威ある植物分類の場」はありませんので、「わしがcardiocrinum属を育てた」についてのこの文章は、「牧野節」として扱うべきものの可能性が高いと思われます。ということで、問題の節を修正致します。お騒がせ致しました。--Almandine 2009年8月2日 (日) 16:52 (UTC)[返信]