ノート:イクオリン

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一番最初の記事を作成したものです。下村先生のノーベル賞受賞を、知人(ファン)の一人として、こころからお祝い申し上げます。 また、この記事も、皆さんの加筆のおかげで、改善していることを嬉しく思っています。

ところで、ひとつ気になることがあります。イクオリンからGFPへのエネルギー転移は、厳密にはFoerster(フェルスター)型エネルギー転移と言われ、最初の記事でもそのように記述していたのですが、その後どなたかが、ご親切にも(?)FRETと書き換えてくださいました。広義のFRETという意味では、必ずしも用語の誤用というわけではなく、私自身FRETとフェルスター型エネルギー転移をごちゃ混ぜにして使う事も多いのですが、狭義の(厳密な意味での)FRETというのは、2つのモレキュールが、蛍光分子同士の場合のフェルスター型エネルギー転移のことを差します。集合で言えば、FRET(含まれる)フェルスター、ということです。そして、イクオリンは、蛍光分子ではありませんから、このケースをFRETと呼んでしまうと、違和感を感じる学者もいるかもしれません。フェルスター型エネルギー転移に戻すか、あるいは、注釈つきでFRETとしてみては如何でしょうか?最近は、FRETが生物学でも盛んに応用され発展してきているので、読者に、ああなるほど、と思わせる効果はあるので、FRETの語彙を使いたい、という希望も、よく分かります。皆さんにお任せします。

コメントありがとうございます。該当する記述を書き加えたものです。
さて、 FRET についてですが、IUPAC の定義[1]によると FRET というのはまさに「フェルスター型共鳴エネルギー移動 (Förster-resonance-energy transfer)」を指しています。「共鳴」という語が入っているので意味は少し違うのかもしれません、が、エネルギー移動がフェルスター機構で起こる、という点では同じ事象だと私は思いました。
ただ、FRET というのは生物系で頻繁に使われる用語のようなので、IUPAC の指す内容とはやや異なっているのかもしれません。私は生物学には暗く、そのあたりの事情がわかりかねますので、詳しい方に御加筆いただけると幸いです。--eno 2008年10月13日 (月) 14:27 (UTC)[返信]