ノート:みなみじゅうじ座デルタ星

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

「デクルックス」という呼称について[編集]

既に人口に膾炙している「デクルックス」という呼称について、出典など情報がありましたら追加願います。--Kovayashi会話2014年7月8日 (火) 14:21 (UTC)[返信]

  • コメント 要出典範囲タグを貼った私なので、申し上げるまでもないのですが、手持ちの文献は壊滅でした。星図「POCKET SKY ATLAS」は、AcruxとGacruxのみ、「The Night Sky Observer's Guide Volume3 The Southern Skies」は、AcruxとGacruxとMimosa(β星)、PCソフトのstellariumは、AcruxとGacruxとMimosa、「星座の神話」と「星座の事典」は、アクルックス、ベクルックス、ガクルックス(他の日本語文献はこれ以下)。WEBで"デクルックス"と検索しても個人サイトばかり。"decrux"だと関係ないものにヒットするので、"decrux" "cru"で検索したのですが、信頼できる情報源は発見できませんでした。2等星のγ星をガクルックスと称するのであれば、十字を形成するδ星も称してもおかしくないのですが。明日、図書館に参るので、また結果報告します。--Sutepen angel momo会話2014年7月8日 (火) 16:46 (UTC)[返信]
残念ながら、見つかりませんでした。--Sutepen angel momo会話2014年7月9日 (水) 09:24 (UTC)[返信]
    • コメント Acrux は19世紀の中頃にアメリカのイライジャー・バリットの星図に見られるもの(故に彼による命名とされる)。Becrux と Gacrux は Acrux を模倣して、20世紀の中頃に天体暦(航海暦や航空年鑑など)に見られるようになったものらしいです。これはクーニッチ氏の Modern Star Names (2006) で言及されているので、同書をお持ちの Kovayashi さんは確認できるでしょう。クーニッチ氏は Sternnamen (1959) でもこのことに触れているのですが、脚注で簡単に説明しているだけなので、具体的な出典まではわかりませんでした。クーニッチ氏はアラビア語起源の星名に関してはいちいち出典を掲げているのですが。Decrux に関しては、私も文献を一冊も確認できませでした。3等星のδ星が航海星としてリストアップされているとは考えにくいので、英語版では「出典なき独自研究」として除去しました[1]差分)。Decrux ではなく Delcrux なら、ジム・カーラー氏が「〔南十字星の中で〕δ星だけ固有名がない。α星を "Acrux" といいγ星を "Gacrux" というのだが、同様にしてこの星を "Delcrux" と呼ぶ者は誰もいないようだ」と言っています[2]。--Bay Flam会話2014年7月10日 (木) 04:12 (UTC)[返信]
      • コメント お二方、情報提供ありがとうございます。残念ですが有為な出典はなさそうですね。あとは、「デクルックス」なり「Decrux」という言葉が一部で使われている事実をどのように扱うかですが……「α星のアクルックス、β星のベクルックス、γ星のガクルックスに倣い、デクルックス (Decrux) という呼称が一部で使われているが、広く認められた呼称ではない。」程度のことは記載しておいたほうが良いかとは思います。ただこれもSutepen angel momoさんが苦慮されたように、何を以て広く認められているかという問題を抱えてはいます。もう少し考えて見ます。--Kovayashi会話2014年7月11日 (金) 03:40 (UTC)[返信]