ニコラ・アバニャーノ

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ニコラ・アバニャーノ
左からプラトン、アリストテレス、ガリレオ、カント、ショーペンハウアー、フロイト、アバニャーノ

ニコラ・アバニャーノ(Nicola Abagnano、1901年7月15日 - 1990年9月9日)は、イタリア哲学者イタリア実存主義哲学の代表者。トリノ大学教授。サレルノ出身。

概要[編集]

ナポリ大学在学中からベネデット・クローチェジョヴァンニ・ジェンティーレに代表される新ヘーゲル主義の超克を企て、「可能性の哲学」として現象学実存主義に目を向ける。

現代イギリス、アメリカの経験論的哲学にも興味を示す。

1990年9月9日にミラノで亡くなる。

主著[編集]

  • 『哲学的思惟における非合理的要素の必要』 Le sorgenti irrazionali del pensiero 1923年
  • 『実存の構造』 La struttura dell'esistenza 1939年
  • 『実証的実存主義』 Esistenzialismo positivo 1948年

ほか