トンガ語 (ザンビア)

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トンガ語
話される国 ザンビアの旗 ザンビア
ジンバブエの旗 ジンバブエ
話者数 1,517,000人
言語系統
公的地位
公用語 ザンビア
統制機関 統制なし
言語コード
ISO 639-1 なし
ISO 639-2 bnt
ISO 639-3 toi
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トンガ語ザンビアジンバブエの言語であり、バントゥー語群に属する。 話者はトンガ族の人々であり、ザンビアの南部および西部、ジンバブエ北部に居住し、わずかながらモザンビークにも居住する。ザンビアの主要なリングワ・フランカのひとつであり、ほかにベンバ語ロジ語ニャンジャ語がある。大洋州のトンガで話されるトンガ語との関係性は全くなく、名称は偶然の一致である。周辺国のマラウイにも同名の言語があるが別の言語である。

表記[編集]

基本的にはラテン文字を使用するがQとXは使用しない。それに加えてŋが使用されるがコンピュータ表記の関係上n'gと表記することができる。

文法[編集]

名詞にはいくつかの文法性が存在する。

名詞 意味 文法性 性の役割
dede トマト 外来語の単数形や不可算名詞を表す
ciyuni ci 単数形を表す
zyisani zyi 複数形を表す
kayuni 小鳥 ka 小さなものを表す
muyuni 大きな鳥 mu 大きなものを表す
muntu mu 人を表すクラス
bantu 人々 ba 人を表すクラス複数形
madede トマト ma 複数を表す。外来語に多い。
ubuntu 人の存在 ubu 人の存在について表す
linso li 人の体の一部を表すものが多い
mezyo 両目 me 複数形

名詞クラスのシステムは文法性の一種とされるが、ヨーロッパの言語に見られる文法性とは異なる点がある。ヨーロッパの言語の文法性がほぼ恣意的であるのに対し、トンガ語における名詞のクラス分類は多分に意味的な関連性に基づいているのだ。また、形容詞的な役割を多分に含んでおり語頭に着く性によって意味が変わってくる。

名詞 文法性 意味
ciwena ci ワニ
kawena ka 子ワニ
muwena mu 大きなワニ
zyiwena zyi 複数のワニ
bawena ba ワニさん

方言[編集]

トンガ語圏の方言は3つに分けられるとされる。ザンビア南部州北部からルサカ州にかけて喋られる平原トンガ語、南部州西部からジンバブウェまでの地域で話される河谷トンガ語、ボツワナとザンビアの国境付近で話される南トンガ語が存在し、それぞれ発音が異なっていたり、独自の表現を持っている。

表現[編集]

日本語 トンガ語
元気ですか?(英語のHow are you? にあたる) Muli buti?
元気ですか? Mwapona buti?
家はいかがですか?(挨拶表現) Ili buti n'ganda?
目覚めはいかがですか?(挨拶表現) Mwabuka buti?
お昼はどうですか?(挨拶表現) Malibizhya buti?
今晩はいかがですか?(挨拶表現) Kwasiya buti?
お仕事はいかがですか?(挨拶表現) Mwabeleka buti?
元気です。いいです。 Kabotu.
ありがとう。 Twalumba.
どうもありがとう。 Twalumba kapati.
どういたしまして。 Twalumba andiswe.

外部リンク[編集]