ディヴィジオン・ドヌール1910-1911

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ディヴィジオン・ドヌール
エール・アフデーリング
シーズン 1910-1911
優勝 CSブリュージョワ (1回目)
昇格 RCマリーヌ
降格 SCクルトレジアン
試合数 132
ゴール数 567 (1試合平均4.3)
得点王 ベルギーの旗 アルフォンス・シクス (40)

ディヴィジオン・ドヌール (エール・アフデーリン)1910-1911ベルギー最上位サッカーリーグの第16シーズン目である。セルクル・スポルティフ・ブリュージョワが初優勝を決めた[1]

概要[編集]

今回は優勝争い常連である首都ブリュッセルのクラブではなく、ブリュージュの2クラブがリーグの主役となった。FCブリュージョワは過去数年コンスタントに上位をキープ、対するセルクルもベルギー代表FWアルフォンス・シクスを擁していた。セルクルは首位で最終節対決を迎え、これを1-1のドローでしのいで初優勝。ブリュッセル以外の街のクラブによる優勝は12年ぶりであり、ブリュージュはベルギー王者を輩出した史上3つ目の都市となった。順位表のトップ2が同じ街のクラブに独占されたのも前例のない事である。

昇格組RCマリーヌは余裕をもって残留を決めた。ブリュージュの2クラブが優勝争いを演じる一方、第3のウェスト=フランデレン勢であるSCクルトレジアンが序盤から低迷し、これまで紙一重で降格を回避してきたものの、今季は最下位で降格となった。

出場クラブ[編集]

ブリュッセル拡大図
赤文字:消滅したクラブまたはスタジアム
名前 クラブ番号 ホームタウン ホームスタジアム
アントウェルプFC 1 アントウェルペン Broodstraat
ベールショットAC 13 アンヴェール スタッド・オランピック・ダンヴェール
CSブリュージョワ 12 ブリュージュ la Smedenpoort の近く
FCブリュージョワ 3 ブリュージュ Het Ratteplein
ダリンCB 2 モルンベーク chaussée de Jette, 501
エクセルシオールSCB 20 フォレ=レ=ブリュッセル rue de la Société
レオポルドCB 5 ユクル Parc Brugmann
RCブリュッセル 6 ユクル スタッド・デュ・ヴィヴィエ・ドワ
SCクルトレジアン 19 クルトレ 不明
スタンダールCL 16 スクレサン rue de la Centrale
RCマリーヌ 24 マリーヌ Oude Liersebaan
ユニオン・サン=ジロワーズ 10 ユクル rue de Forest

順位表[編集]

チーム 降格
1 CSブリュージョワ 21 16 2 3 76 24 +52 34
2 FCブリュージョワ 21 16 1 4 70 27 +43 33
3 ダリンCB 22 12 3 7 52 33 +19 27
4 ユニオン・サン=ジロワーズ 22 12 3 7 55 36 +19 27
5 ラシン・ブリュッセル 22 11 2 9 52 42 +10 24
6 ベールショットAC 22 9 5 8 55 45 +10 23
7 アントウェルプFC 22 9 3 10 43 46 −3 21
8 RCマリーヌ 22 8 2 12 39 59 −20 18
9 レオポルドCB 22 6 6 10 36 62 −26 18
10 エクセルシオールSCB 22 6 4 12 36 60 −24 16
11 スタンダール・クルブ・リエージョワ 22 5 4 13 32 48 −16 14
12 SCクルトレジアン 22 1 5 16 20 87 −67 7 プロモシヨン1911-1912に降格


その他[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ Belgium 1910/1911” (英語). WildStat.com. 2023年4月29日閲覧。
  2. ^ L'AVANT-GUERRE” (フランス語). ベルギーサッカー協会. 2023年4月29日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]