テスリックス

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テスリックス プラスチック製

テスリックス(英語:tesrix)は、松屋産業株式会社が製造販売する、手すり(手摺)の商品名。「手すり」と「マトリックス」とを組合わせた造語で、松屋産業が保有する登録商標でもある(日本第4090514号)。

概要[編集]

棒状の手すり(手摺)とは全く別の発想から生まれた。格子状になっているため、どこでも掴めることが可能となっている。格子は通常の使用形態を考慮し縦横150mmの間隔である。

歴史[編集]

松屋産業は1989年より岩国異分野交流会に参加し、交流会では様々な情報の交換、分析がなされた。その成果の一つとして、今後は介護福祉の分野の商品化が重要と示された。その結果、岩国異分野交流会では1992年より介護福祉の勉強会を開催し、松屋産業が主幹となり1996年に実践的な福祉の研究グループ]が結成された[1]。同グループは産官学連携により研究を進め、掴むところの多い、格子状の福祉の本製品が開発商品化された。この研究開発の様子は第1回「建設トップランナーフォーラム」にて紹介された。

1997年 - 2007年に、第24回から第34回までの「国際福祉機器展」に出品した[2]

種類[編集]

木製とプラスチック製があり、格子の数(4行、3列または4行、2列)および色によって複数存在する。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 全国中小企業団体中央会発行の『先進組合事例抄録』にアロプラス協同組合(テスリックス)が紹介されました。- 松屋産業
  2. ^ 展示会プレゼン情報 - 松屋産業