チョーク流れ

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チョーク流れ(チョークながれ、: choked flow)とは、管内の圧縮性流れがある断面でマッハ数 M = 1 の臨界状態になることである[1]窒息流ともいう[2]。チョーク流れの状態になることをチョークすると言う。

等エントロピー流れでは、チョークは流路の最小断面積の箇所においてのみ起こる。チョークが起こると、背圧をさらに小さくしても流量をそれ以上流すことができない。

管路の摩擦や加熱によって流れはM = 1 の臨界状態に達し、チョークする。

脚注[編集]

  1. ^ 松尾一泰『圧縮性流体力学』理工学社、1994年、65, 81, 130頁。ISBN 4-8445-2145-4 
  2. ^ 永田雅人『高速流体力学』森北出版、2010年、61頁。ISBN 978-4-627-67361-8