セイガーハウス
| セイガーハウス Sagerska huset | |
|---|---|
 ノルストローム川に面した南側のファサード | |
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| 概要 | |
| 建築様式 | バロックリバイバル建築 |
| 自治体 | ストックホルム |
| 国 | スウェーデン |
| 入居者 |
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| 着工 | 1640s |
| 完成 | 1893 |
| クライアント | セイガー家 |
| 設計・建設 | |
| 建築家 | ジャン・ルネ・ピエール・リトゥー |
セイガーハウス（スウェーデン語：Sagerska huset）またはサーガー宮殿（Sagerska palatset ）は、ストックホルム中心部のStrömgatan 18にある建物で、元は外交官ロバート・セイガーのために私邸として建てられた。この家には1988年までセイガー家の人々が住んでおり、その後ストックホルム中心部で人が住む最後の私邸となった。その後、スウェーデン政府が取得し、 1995年春からはスウェーデン首相の公邸として使用されている。
セイガー家 [編集]
建設者のカール・ダニエル・ロバート・セイガーは、1850年にセイガー家に生まれ、外交官、廷臣、政治家であった。ライフォー社の製粉所の後援者であった彼の父親はすでに 1858 年に亡くなり、ロバート・セイガーは外交官としてのキャリアに専念することを決意する一方で、弟のエドヴァルド・セイガーに不動産の管理を任せました。学業を終えた後、 1874 年にパリの武官として外交官としてのキャリアを開始した。1887年にサンクトペテルブルクの公使館書記官に任命されました。その間、彼はなんとかオスカー２世の侍従に就任した[1]。人生の危機により彼はカトリック教徒となり、そのため政治家としてのキャリアは絶たれ、辞任を要求した。1888年に彼はマリー・モルトケ・ユイトフェルトと結婚した。彼女はパリのデンマーク公使の娘で、セーガーと同じくカトリック教徒だった。夫婦はパリのライフォルスとストックホルムのセイガー邸の間で時間を分けて過ごした。翌年、息子レオが誕生。義理の両親は夫婦のストックホルムの貧しい住居に愕然とし、幼少期の家ライフォルスと引き換えに、彼らの所有地であるグローラップに隣接する城と教皇の貴族の称号を提供した。セーガーは誘惑に負けず、ストックホルムの邸宅を立派な私邸に変えるための大規模な改造工事に着手した[2]。
再建[編集]
1880年にロバート・セイガーとエドヴァルド・セイガー夫妻は、第2の不動産を購入した。レジョネ地区では2番目の所有者であったが、後者はすぐに買い戻され、ロバートが単独所有者となった。敷地内にある家は 18 世紀の 2 階建てで、窓の幅が 7 つあり、その上に車輪スポーク窓のある三角形の切妻畑があった。1883年、セイガーは2階の窓をコーニスまで下ろし、錬鉄製の手すりを設けるという改造案を提出した。ここでのインスピレーションはフランス語であり、セージェはパリ滞在中に建築家ジャン・ルネ・ピエール・リトゥーから建築を学んでいた。庭にはグランドピアノも設置された。
1890年に隣接するアーデルスヴァルトの家が完成すると、当局はセイガーに自分の家を建てなければならないことを理解させいた。高さが低いため、周囲の建物と衝突しすぎたためである。1893 年、セイガーは新しい図面を建築委員会に提出しました。リトゥーがテンプレートをデザインし、その後セイガー自身がそれに取り組みました。この家は 1 階建てに増築され、フランスルネッサンスの特徴とパリのホテル パティキュリエのような高いマンサード屋根を備えた現在のスタイルになった。入口の門は 2 階建てに上げられ、その上に中央の出窓が設置されました。再建は計画通りに完全に完了することはなく、1899 年に建築家のグスタフ リンドグレーンが農場のファサードと新しい農場スペースの設計を任されました。同時に、家の入り口は中心軸ではなく側面に移動されました。ギャラリーとして計画されていた場所に、新たな大階段が誕生した。1901年についに建物を検査することができた[3]。
建物[編集]
宮殿へは家の側面にある 2 つの自動門を通ってアクセスした。西側の門は馬車小屋と馬具室につながっており、東側の門は天蓋付きの屋根の下にあり、住居と庭につながっている。農場には厩舎、キッチン、給仕室が1 棟にある。中央の吹き抜けにある大理石の階段は家族の部屋につながっていました。ここには夫と妻の寝室とセイガーの書斎がありました。ストロムガタンに面したソーシャルルームが並ぶ代表的なフロアはその２階上だった。出窓は大サロンのもので、ダイニング ルームは翼の建物にまで伸びていました。最上階には客室と使用人部屋が設置されていた。
首相公邸として [編集]
1919年にロバート・セイガーが亡くなった後、この家は一人っ子のレオが相続した。1948年に彼が乳相続人なしで亡くなったとき、その家は妻のベラが死ぬまでそこに住むことを許されるという条件でカトリック教会に遺贈された。1988年にヴェラ・セイガーが亡くなったとき、サーゲルスカ・ヒューセットはストックホルム中心部で人が住んでいた最後の私邸だった[4]。外務省の資料館用のスペースを作るために農場にあった厨房と厩舎の建物を取り壊したことを除けば、近代化はほとんど行われていなかった。長年にわたりこの場所に建てられ、その後カトリック教会がその不動産を売りに出したところ、恒久的な首相官邸に変える目的で国が4,550万スウェーデンクローナで購入した[5]。これは、 1986年のオロフ・パルメ暗殺後の安全保障体制の強化に関連した党の合意を受けたものである。サゲルスカが首相官邸として完成するのを待つ間、首相は1989年から城の丘にある裁判所管理局の邸宅内のアパートに居住した。
1993年12月に当時の建築委員会は家の再建を開始した。この改修はTengbomアーキテクツのSvante Tengbomが主導し行われた。1 階は主にフロント、キッチン、スタッフエリアで占められ、1 階と 2 階はゲストフロアと代表フロアがあり、首相の私邸は、3階と4階が屋根裏部屋として整備されており、下階にはキッチン、リビングルーム、寝室2室、上階には寝室2室があり、庭に面した木製テラスにアクセスできる。18 世紀の古い金庫室の下の地下には、サウナと首相の趣味の部屋が備え付けられていた[6]。再建は1995年に完了した。当時のイングヴァール・カールソン首相は実際にはティレソ市のコンドミニアムに滞在したかったが、安全上の理由から撤退した[7]。
広く広まっている意見によると、イングヴァル・カールソンはスウェーデン首相公邸として「宮殿」を持つのは不適切だと考えていたようで、スウェーデンの報道機関に代わりにサゲルスカ・フーセットという呼称を使用させることに成功した。しかし、この指定は特に1912 年のフレドリック・ウルリク・ヴランゲルの著作『ストックホルミアナ』 や1947年の新聞ビグマスターレンに掲載されたエリック・ルンドバーグの建物説明など、ずっと以前に登場したため、おそらくこれは偶然であると考えられる[8]。また、ノルウェーの財産に指定されている指定でもある。今日は代理店が使用している[9]。
カールソンの後、ゴーラン・ペルソンが移り住み、1996年から2006年の政権時代のほとんどをそこで暮らした。フレドリック・ラインフェルトは、 2006年から2014年の政権期間中ずっとここに住んでいました。2011年、サゲルスカ邸は7か月に及ぶ内外装の改修工事が行われ、その間、首相の家族は別の場所に住まなければならなかった。バスルームとランドリールームが再建され、家の気候シェルが徹底的に見直されました。外観では、ファサードの石灰塗装を元の外観に合わせて亜麻仁油塗装に置き換えた[10]。2014年から2021 年にかけて、ステファン・レーフェン首相とウラ・レーベン首相がこの建物に住んでいた。2021年12月から2022年10月まで、この家にはマグダレナ・アンダーソンが住んでいた[11]。2022年12月以来はウルフ・クリスターソンとその家族がサゲルスカの住宅に住んでいる。
脚注 [編集]
出典[編集]
- ^ 最高に良い私有宮殿.
- ^ サゲルスカハウス.
- ^ 最後の私有宮殿.
- ^ 住宅登記簿.
- ^ サゲルスカの家.
- ^ サゲルスカの家.
- ^ “Svenska Dagbladets historiska arkiv” (スウェーデン語). Svenska Dagbladet. ISSN 1101-2412 2024年5月25日閲覧。
- ^ Wrangel, Fredrik Ulrik (1912年). “106 (Stockholmiana I-IV)” (スウェーデン語). runeberg.org. 2024年5月25日閲覧。
- ^ “Statens fastighetsverk renoverar Sagerska huset - SFV”. web.archive.org (2011年5月8日). 2024年5月25日閲覧。
- ^ “news.cision.com”. news.cision.com. 2024年5月25日閲覧。
- ^ Peterson, David (2022年1月9日). “Städbolaget: Kvinnan var aldrig inne hos Andersson” (スウェーデン語). Svenska Dagbladet. ISSN 1101-2412 2024年5月25日閲覧。