スルタルタゥンガロゥン湖

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スルタルタゥンガロゥン
Sultartangalón
スルタルタゥンガロゥンの位置(アイスランド内)
スルタルタゥンガロゥン
スルタルタゥンガロゥン
位置 アイスランド中央高地
座標 北緯64度12分34秒 西経19度28分48秒 / 北緯64.20944度 西経19.48000度 / 64.20944; -19.48000座標: 北緯64度12分34秒 西経19度28分48秒 / 北緯64.20944度 西経19.48000度 / 64.20944; -19.48000
種類 貯水池
主な流入 ショウルスアゥおよびトゥングナアゥ (Tungnaá)
主な流出 ショウルスアゥ
アイスランド
面積 20 km²
水面標高 297 m
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スルタルタゥンガロゥン (氷語: Sultartangarlón、「飢餓の尾根の湖」の意[1]) はアイスランドである。

概要[編集]

スルタルタゥンガロゥンはアイスランド中央高地ヘクラ火山の北にあり、ショウルスアゥ川をスルタルタゥンギ (Sultartangi) という小山脈の付近でせき止めてできた貯水池である。面積は約 20 km² である[2]。ダムは長さ 6.1 km あり、アイスランドでは最長である。

開発の影響[編集]

中央高地では多くの貯水池が建設されており、また現在も建設が進められている。それが工業の発展に与える恩恵と環境への影響は常に議論の対象となっている。

1982年から1984年に、建設されたダムによりダム上流のショウルスアゥとトゥングナアゥの両川に土砂が堆積し始めた。またダムの建設により、アゥルモゥタフォス (Ármótafoss) という滝が消失した。なおスルタルタゥンギのダムは1997年から発電に供されている。貯水池から 3.5 km の長いトンネルを通って発電所に水が送られている。

脚注[編集]

  1. ^ 浅井、森田「アイスランド地名小辞典」(1980)
  2. ^ lmi.is: Iceland in statistics Landmælingar Íslands Archived 2010年4月6日, at the Wayback Machine. National Land Surveyy of Iceland (政府機関) による 2001 年のデータ (2011年6月22日閲覧)

関連項目[編集]