スノーモト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

スノーモトは、「スノーバイク」、「雪上自転車」と呼ばれるカテゴリーに属する乗り物。外観は、タイヤの代わりに2枚のボードを取り付けたBMXに似ている。 スノーバイクはソリの次に簡単な雪上滑走具で、1日練習すれば初級ゲレンデを自由に乗れるようになる。

概要[編集]

  • 見た目は、同じ雪上滑走用具のスノースクートにシートを付けたイメージ。
  • スノースクートとの違いは、リアボードに過重をかけボードを「ずらして乗る」スノースクートに対し、スノーモトはフロントボードに荷重をかけターンする。乗り方(荷重のかけ方)がオフロードバイクに似ていることからオフ車ユーザーが多いと言われる。また、シート(サドルのようなもの)は滑走時に膝でグリップするもので、滑走時に自転車の様に座るために使用することはない。ちょっとした休憩時には座れるので便利でもある。
  • スノースクート同様、滑走可能なスキー場は以前に比べ増えたとはいえ、まだまだ滑走禁止や一部のみ滑走可のスキー場がたくさんあるので事前確認は必須である。
  • 国内では滑走可能ゲレンデが約300カ所以上ある。年々雪離れするスキー場では新たなユーザー獲得にむけ少しずつではあるが滑走ゲレンデが増えている。
  • 2015年現在、スノーボードがインターネットや実店舗でかなり安価(ボードとバインディングのセットで二万円など)で販売される中、スノーモトはエントリーモデルが十万円以上と、大変高額と言える。スノーモトは、シンタードベースのボードが二枚あり、ある程度信頼性のある強度を保証されたフレームで構成されている。シンタードベースのスノーボードは、あまり知名度の無いブランドの物でも数万円し、そこそこのブランドのロードバイクのフレームもアルミ製の高剛性(自転車と違い、比較的多くの転倒が想定されるため、より強固でありながら、軽量化を実現している)であれば数万円はするため、一つ一つを分けて考えれば比較的納得の行く金額ではあるが、ユーザー獲得の大きな障害で有ることは間違いない。
  • スノーモトを運用するにあたりスキーやスノーボードと違う装備は、スノーシューズが推奨されることである。前後左右の荷重移動が必要で、かつデッキパッドの上である程度自由かつ柔軟なフットワークが要求されるため、スキーやスノーボードのブーツでは操作しづらいと言える。無論スノーシューズでなくとも扱えるが、あくまで推奨なので乗り比べて実感して頂きたい。

歴史[編集]

  • 2002年:ボストン在住の発案者がBURTONマーケティングを退職。その後、ビジネスパートナーのCOMPASS OUTDOOR社(アメリカボストン)とスノーモトの開発に取り掛かる。
  • 2004年:COMPASS OUTDOOR社(アメリカボストン)よりCRIGHTONブランドのスノーモト販売開始。
  • 2005年:(株)エス・エイ・アイ(SAI)がディストリビューターとして日本で販売開始。
  • 2006年:SAIがスノーモトの製造権利を取得。独自ブランド「THE METAL WORX (TMW)」で、日本市場をはじめアメリカ、スペイン、フィンランド、カナダへ輸出。同年にはスノーモト初のアルミモデル(Aシリーズ)をリリース。Sシリーズ(スチールモデル)を含め、ラインナップの充実化と中・上級者への対応により、さらなる市場確保を目指す。スノーモトのオーナーを対象にした、第一回オーナーズミーティング(栂池)を開催。
  • 2010年 : スノーモトの特徴である前後対象ナローボードに加え、ハイスピードでの滑走や新雪で威力を発揮するワイドボード(前後非対象ボード)をリリース。5年間開催してきたオーナーズミーティングを終了。
  • 2011年:スノーモトの特徴でもある「カービングターン」に磨きをかけるため、前年リリースしたワイドボードを改良し、ボードのワイド&スリム”をおこなう。
  • 2012年:スノーバイク界の第一人者として活動する映像ディレクター「井上卓郎氏」をボードシェイパーに迎え、スノーモト、スクートの垣根を越えたスノーバイク初のパウダー専用ボード「The day Flyingfish」をリリース。
  • 2013年:フレーム工場の変更(中国から台湾メーカー)に伴い、劇的な軽量化を精度・剛性の向上化を実現。また、オンピスト、オフピスト対応のオールマウンテンボード「The day ALL DAY」をリリース。
  • 2014年:ハイスピードターンやカービングを楽しむ「EDGE」をリリース。毎年増え続けるユーザーの遊び方やフィールドに合ったボード開発を行う。
  • 2016年:パークやフリーライドを楽しむ「NewADVANCE」、鋭いキレのカービングを楽しむ「NewEDGE」、サイドカントリーから地形遊び、バンクライドに最適な「FUSION」、ディープパウダー専用ボード「SUPER FISH」とそれぞれのコンセプトに合ったNewボードが登場。

解説[編集]

スキー経験者なら半日で初心者コースを滑走出来るようなる。基本操作はスキーと同じで「前過重」でストックの代わりがハンドル操作になる。あとは左右への体重移動により、リアボードをスライドさせながらターンが可能。さらに上達すると、スノーモトの最大の特徴でもある「カービングターン」をはじめ、BMXのようなエアーやハイスピードでのライディングが楽しめるようになる。最近はワイドボードの登場により深雪やツリーランを楽しむユーザーも増えてきている。ここ数年スノーモトはフレームの軽量化のみならず、スノーギアのエンジンとも言うべきボード開発に注目。リリースするボードがユーザーの用途(目的)に合わせた特色のあるボード作りを目指している。
その一方で新規ユーザーを獲得するため、全国各地のスノーリゾート、レンタル会社への売り込みを強化。スノーモトをレンタルしたユーザーが将来購入者としてフィードバックするためのプロモーションに力を入れている。

スノーモトを車に積む場合、
>車内にハンドルを外した状態やボードを外した状態で積む
>スノーボードやスキーのように、ルーフキャリアに積む
>自転車のように、サイクルキャリアに積む
などの方法がある。比較的重量があるため、ルーフキャリアに乗せる際には充分な注意が必要である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]