スチームトラップ

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スチームトラップまたは蒸気トラップ英語: steam trap)は、蒸気配管や蒸気使用機器の中にたまった復水ドレン)を自動的に排出する弁[1]。復水のみを排出し蒸気は漏らさない。JIS B 0100バルブ用語では「トラップ」は、「機器、配管などからドレンを自動的に排出する自力式のバルブの総称」と定義されている

分類[編集]

スチームトラップの分類
大分類 動作原理 中分類 特徴
メカニカル 密度 バケット
フロート
ドレンの存在が弁を駆動するので温度低下を待たずに動作し信頼性も高い。
サーモスタティク 温度 ベローズ
バイメタル
温度差で動作するため動作周期が長い。空気の排出能力が高い。
サーモダイナミック 熱力学特性差 ディスク
インパルス式
オリフィス式
小型軽量で水撃作用に強い。トラップ背圧に制限あり。

脚注[編集]

  1. ^ 『二級ボイラー技士教本』 日本ボイラ協会 2014年 p66

関連項目[編集]

外部リンク[編集]