ザ・クリック

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ラファエル前派の画家を風刺したオニールの絵画

ザ・クリック(The Clique)は1830年代の終わりのイギリスで、画家、リチャード・ダッドによって結成された画家グループである。「王立芸術院の保守的な伝統が、時代の芸術の要求に繋がっていないと表明して、強く団結した最初のイギリス美術界のグループ」(“the first group of British artists to combine for greater strength and to announce that the great backward-looking tradition of the Academy was not relevant to the requirements of contemporary art”)[1]とされてきた。

メンバーとされるのはオーガスタス・エッグアルフレッド・エルモアウィリアム・フリスヘンリー・オニールジョン・フィリップエドワード・マシュー・ウォードたちである。

概要[編集]

活動は1830年代の後半から1840年代の初めにメンバーが知り合いになったことで始まり、1843年にリチャード・ダッドが精神を病み、父親を殺害した事件を起こしたことによって終わった。活動の様子は1898年にメンバーの友人であったイムレー(Gilbert Imray)の執筆した"The Art Journal"の記事などに残された。ウィリアム・ホガースデーヴィッド・ウィルキーらに代表されるアカデミック美術を否定し、芸術は大衆によって判断されるべきことを主張した[2]。同時期のラファエル前派の活動に関しても批判的であった。

ザ・クリークの画家の作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Greysmith, David, ‘’Richard Dadd: The Rock and Castle of Seclusion’’, London, Studio Vistas, 1973, p.76
  2. ^ Imray, J., A Reminiscence of Sixty Years Ago, Art Journal, 1898, p.202.

参考文献[編集]

  • Cowling, Mary. Victorian Figurative Painting. London, Andreas Papadakis Publisher, 2001.
  • Valentine, Helen, ed. Art in the Age of Queen Victoria: Treasures from the Royal Academy of Arts Permanent Collection. New Haven and London, Yale University Press/Royal Academy of Arts, London, 1999.