カスト準男爵
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リーソウ城のカスト準男爵 (1876年) | |
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創設時期 | 1876年 |
創設者 | ヴィクトリア |
貴族 | 連合王国準男爵位 |
初代 | 初代準男爵エドワード・カスト |
現所有者 | 3代準男爵チャールズ・カスト |
付随称号 | なし |
現況 | 廃絶 |
断絶時期 | 1931年 |
カスト準男爵(英: Cust baronets)は、イギリスの準男爵位[注釈 1]。カスト姓の者が叙位された準男爵は2つあり、(第1期)がイングランド準男爵位、(第2期)が連合王国準男爵としての創設である。(第2期)は1931年に廃絶したが、(第1期)がブラウンロー男爵の従属爵位として現存する。
歴史
[編集](第1期)としての事例は、庶民院議員リチャード・カストに対して、1677年に「(リンカーン州スタンフォードの)準男爵(Baronet, of Stamford in the County of Lincoln)」が与えられたものとなる[1][2]。玄孫のブラウンローが1776年にブラウンロー男爵に叙されて以降、この準男爵位は男爵家の従属爵位となっている。
そのブラウンローの六男エドワード・カストに対して、1876年に「(チェスター州ワラジー教区におけるリーソウ城の)準男爵(Baronet, of Leasowe Castle, in the Parish of Wallasey, in the County of Chester)」が授けられたが[3]、これが(第2期)にあたる。
孫の3代準男爵チャールズ・カストは海軍軍人でジョージ王子(のち国王ジョージ5世)の士官候補生時代からの友人であった[4]。1892年に侍従武官に就くと、その死去まで務めた[4]。彼は1931年に男子なく死去し、準男爵位は廃絶した。
スタンフォードのカスト準男爵(1677年)
[編集]→詳細は「ブラウンロー男爵」を参照
リーソウ城のカスト準男爵(1876年)
[編集]- 初代準男爵サー・エドワード・カスト (1794–1878)
- 2代準男爵サー・レオポルド・カスト (1831–1878)
- 3代準男爵サー・チャールズ・レオポルド・カスト (1864–1931)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 準男爵位は爵位と異なり、準男爵という肩書だけ与えられる(「○○準男爵」といった形では与えられない)。他の準男爵位と区別する必要がある場合にのみ姓名を付けたり、由来する地名を付けたりして区別する。
出典
[編集]- ^ “Cust (E Baronet, 1677)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2024年5月18日閲覧。
- ^ “CUST, Sir Richard, 1st Bt. (1622-1700), of The Black Friars, Stamford, Lincs. | History of Parliament Online”. www.historyofparliamentonline.org. 2024年5月18日閲覧。
- ^ "No. 24299". The London Gazette (英語). 25 February 1876. p. 884.
- ^ a b 小泉, 信三『ジョオジ5世伝と皇室論』(第一刷)株式会社 文藝春秋、東京都千代田区、1989年、93頁。ISBN 9784163430607。