カンペオナート・ウルグアージョ (ラグビー)
カンペオナート・ウルグアージョ | |
---|---|
前身 | Campeonato Carlos E. Cat |
競技 | ラグビーユニオン |
創立 | 1950年[注 1] |
参加チーム | 11[1] |
国 | ウルグアイ |
連盟 | ウルグアイラグビー協会 |
前回優勝 | Trébol (2回目) |
最多優勝 | カラスコ・ポロ (28回) |
公式サイト | www |
カンペオナート・ウルグアージョ(西: Campeonato Uruguayo de Rugby)は、ウルグアイにおけるラグビーユニオンの国内トップリーグである。ウルグアージョ・デ・クルベス(西: Uruguayo de Clubes)とも呼ばれる。
概要
[編集]1951年、ウルグアイラグビー協会(URU)の設立に伴い、同国初の全国リーグとなるカンペオナート・ウルグアージョが創設された。前年の1950年には、リーグ創設に先立ち実験的にカンペオナート・カルロス・E・カット(Campeonato Carlos E. Cat)が開催された。
例年レギュラーシーズン後に行われるプレーオフの決勝は、ウルグアイにおけるラグビーのメインスタジアムであるエスタディオ・チャルーアで実施される。
歴史
[編集]20世紀半ば頃、ウルグアイにおいてラグビーの国内リーグ創設の機運が高まった。これを受け、1950年に実験的に最初のリーグが開催され、モンテビデオ・クリケット、カラスコ・ポロ(2チーム)、オールド・ボーイス、コロニア・ラグビーの計5チームが参加した[2]。大会はオールド・ボーイスが優勝した。
この大会は成功を収め、翌1951年1月31日にウルグアイラグビー協会が設立され、正式に国内リーグ「カンペオナート・ウルグアージョ」が創設された。前年に開催された実験的な大会は、リーグ創設に尽力し、ウルグアイラグビー協会の初代会長にも就任したカルロス・E・カット(Carlos E. Cat)の功績を称してカンペオナート・カルロス・E・カットと名付けられた。
1951年に開催された最初のカンペオナート・ウルグアージョでは、モンテビデオ・クリケットが優勝を収めた。以降は、カラスコ・ポロ、オールド・ボーイスと、1970年代以降に台頭したオールド・クリスティアンスが3強を形成しており、3チームでリーグ全体の約8割の優勝回数を占めている[3]。
2022シーズン時点で、カンペオナート・ウルグアージョのプリメーラ・ディビシオン(1部リーグ)には11チームが所属している[1]。
参加チーム
[編集]- 2022シーズンの所属チーム[1]
- オールド・クリスティアンス
- オールド・ボーイス
- カラスコ・ポロ
- モンテビデオ・クリケット
- Ceibos
- Champagnat Rugby
- Los Cuervos Rugby
- Los Lobos
- PSG Rugby
- Seminario
- Trébol
歴代優勝チーム
[編集]シーズン | 優勝チーム | 備考 |
---|---|---|
1950[注 2] | オールド・ボーイス | Campeonato Carlos E. Cat(前身大会) |
1951[注 3] | モンテビデオ・クリケット | |
1952 | オールド・ボーイス、カラスコ・ポロ | 2チーム優勝 |
1953 | モンテビデオ・クリケット | |
1954 | Trouville | |
1955 | Colonia Rowing | |
1956 | オールド・ボーイス、モンテビデオ・クリケット、Trouville | 3チーム優勝 |
1957 | オールド・ボーイス | |
1958 | Trouville、Colonia Rowing | 2チーム優勝 |
1959 | オールド・ボーイス | |
1960 | Los Cuervos | |
1961 | カラスコ・ポロ | |
1962 | オールド・ボーイス | |
1963 | オールド・ボーイス | |
1964 | オールド・ボーイス | |
1965 | オールド・ボーイス | |
1966 | カラスコ・ポロ | |
1967 | オールド・ボーイス | |
1968 | オールド・ボーイス、オールド・クリスティアンス | 2チーム優勝 |
1969 | オールド・ボーイス | |
1970 | オールド・クリスティアンス | |
1971 | La Cachila | |
1972 | La Cachila | |
1973 | オールド・クリスティアンス、La Cachila | 2チーム優勝 |
1974 | La Cachila | |
1975 | オールド・ボーイス、La Cachila | 2チーム優勝 |
1976 | オールド・クリスティアンス | |
1977 | オールド・クリスティアンス | |
1978 | オールド・クリスティアンス | |
1979 | オールド・クリスティアンス | |
1980 | オールド・クリスティアンス | |
1981 | カラスコ・ポロ | |
1982 | オールド・クリスティアンス | |
1983 | カラスコ・ポロ | |
1984 | オールド・クリスティアンス | |
1985 | オールド・クリスティアンス | |
1986 | オールド・クリスティアンス | |
1987 | オールド・クリスティアンス | |
1988 | オールド・クリスティアンス | |
1989 | オールド・クリスティアンス | |
1990 | カラスコ・ポロ | |
1991 | カラスコ・ポロ | |
1992 | カラスコ・ポロ | |
1993 | カラスコ・ポロ | |
1994 | カラスコ・ポロ | |
1995 | カラスコ・ポロ | |
1996 | カラスコ・ポロ | |
1997 | カラスコ・ポロ | |
1998 | カラスコ・ポロ | |
1999 | カラスコ・ポロ | |
2000 | カラスコ・ポロ | |
2001 | カラスコ・ポロ | |
2002 | カラスコ・ポロ | |
2003 | カラスコ・ポロ | |
2004 | カラスコ・ポロ | |
2005 | カラスコ・ポロ | |
2006 | カラスコ・ポロ | 17連覇達成 |
2007 | オールド・クリスティアンス | |
2008 | カラスコ・ポロ | |
2009 | カラスコ・ポロ | |
2010 | オールド・ボーイス | |
2011 | カラスコ・ポロ | |
2012 | カラスコ・ポロ | |
2013 | オールド・ボーイス | |
2014 | カラスコ・ポロ | |
2015 | オールド・クリスティアンス | |
2016 | オールド・クリスティアンス | |
2017 | オールド・クリスティアンス | |
2018 | Trébol | |
2019 | オールド・クリスティアンス | |
2020 | カラスコ・ポロ | |
2021 | オールド・ボーイス | |
2022 | Trébol |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 前身大会を含む
- ^ 前身のカンペオナート・カルロス・E・カットとしての開催
- ^ ウルグアイラグビー協会主催のカンペオナート・ウルグアージョとしては最初の開催
出典
[編集]- ^ a b c Uruguay - Uruguayo de Clubes The Rugby Archive
- ^ HISTORIA Unión de Rugby del Uruguay
- ^ a b Uruguay - Uruguayo de Clubes The Rugby Archive