イスズミ
イスズミ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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![]() イスズミ K. vaigiensis
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Kyphosus vaigiensis (Quoy and Gaimard, 1825) | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
イスズミ (伊寿墨・伊須墨) | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Brassy chub |
イスズミ(Kyphosus vaigiensis、伊寿墨、伊須墨)はスズキ目イスズミ科に属する海水魚。イズスミ、ゴクラクメジナ、クシロ、ウンコタレ、ババタレ、クソタレ、シチューなどとも呼ばれる。全長70cmに達する。本州中部以南、太平洋、インド洋などの浅海の岩礁域に生息する。メジナに似ているが、体側に黄色く細い縦縞が走ること、背鰭の棘が10〜11であること(メジナは14〜15)などで区別できる。夏には小動物を、冬場はハバノリなどの褐藻類を食べる。そのため、夏は磯臭いが冬場は臭みが少なくなり美味となる。磯釣りの対象魚である。釣り上げた時のショックが原因なのかどうかは分からないが、釣り上げる瞬間に大量の排泄物を放出する事[1]から地域(主に近畿地方)によっては「ウンコタレ」、「クソタレ」、「ババタレ」などの名で呼ばれる。大抵は水面に引き上げるまでに排泄するのであるが、釣り上げるタイミングが早いとその様子を見られる。
その他のイスズミ属としては
- ノトイスズミ Kyphosus bigibbus Lacépède, 1801 (Brown chub)
- ミナミイスズミ Kyphosus pacificus K. Sakai & Nakabo, 2004 (Pacific drummer)
などがいる。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
- 坂井恵一, 中坊徹次、「イスズミの分類学的再検討」 『魚類学雑誌』 1995年 42巻 1号 p.61-70, doi:10.11369/jji1950.42.61