劣化

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劣化(れっか)とは、物理的変化などにより品質性能が損なわれたり、技術革新でより優れた製品が出現することにより、性能が相対的に低下する現象である。ヒトを含めて生物の場合は老化というが、芸能人などに対して誤って[要出典]使われることもある。

劣化の類型[編集]

物理的劣化[編集]

時間経過や繰り返し使用されることに伴う化学的・物理的変化により、品質や性能が損なわれることを指す。老朽化ともいう。

機能的劣化(相対的劣化)[編集]

技術革新によって、従来より優れた製品が開発されたことにより、従来のものの品質が低下していなくても、相対的に性能が低く評価されることを指す。陳腐化ともいう。一例として、高画質・省スペースの薄型テレビの普及により、ブラウン管テレビが見劣りすることなどが挙げられる。

社会的劣化[編集]

消費者・使用者の要求水準が向上し、従来のものでは要求に対応しきれなくなることを指す。社会的劣化は消費者側の心理的変化によるもので、必ずしも物理的な品質低下を伴わない。

遺伝的劣化[編集]

転用[編集]

コピー機による複写や、テープへのダビングで劣化することから転じて、作品Aに類似した作品Bが作成されたとき、揶揄する意味を込めて「BはAの劣化コピーだ」と言い表されることもある。

ネットスラングとしての劣化[編集]

2007年に『なぜ日本人は劣化したか』を出版し、2014年には続編の『劣化する日本人 自分のことしか考えられない人たち』 を出した香山リカは、「劣化」という言葉について〈肥大する自己愛〉が原因で人間性が蝕まれる状況を指すとした[1]。「劣化」という言葉はネット上では人間に対して使用されるようになり、田中裕二は「あれ嫌い!劣化という言葉はクソきらい!」とラジオ番組で発言し、注目を集めた[2]。「年を取った」と言われるより厳しく聞こえるこの表現について、能町みね子は「『劣化』の対義語は『奇跡』」だとし、ネット上では「奇跡組」と「劣化組」が分類されてきていると指摘。辛酸なめ子は「劣化」と「奇跡」の境界線は「お姫さま感」だとし、苦労知らずな印象のある森高千里などが奇跡組であるとした[3]

関連項目[編集]


  1. ^ 【著者に訊け】香山リカ氏 最新刊『劣化する日本人』を語るポストセブン 2014年9月7日
  2. ^ ネットで大流行、女性芸能人への「劣化」という表現 爆問・田中「どんだけ人を傷つけているか」と激高j-cast 2015年9月24日
  3. ^ 能町みね子氏と辛酸なめ子氏 「劣化」と「奇跡」の意味語るポストセブン 2015年10月20日