ヨハン早稲田キリスト教会

ヨハン早稲田キリスト教会（ヨハンわせだキリストきょうかい）は、1995年に発足したプロテスタントのキリスト教系の新宗教団体。

韓国CCCの教役者であった金圭東（キム・ギュドン）が1995年に創立。（金圭東は現・全ヨハン教会の代表）

概要

元は、東京都新宿区にあるプロテスタント系キリスト教会・ウェスレアン・ホーリネス教団所属の淀橋教会に韓国人が多く集まり、そこから淀橋教会韓国部として独立。そして、その韓国部を独立させ、淀橋教会の「淀」と「韓国部」の「韓」という頭文字を取り、淀韓（ハングル読みで「ヨハン」となる）ヨハン東京キリスト教会として独立。このヨハン東京キリスト教会が、本部に当たる団体である。 　 設立当初から、日本宣教・世界宣教をビジョンに掲げ、主として大学生を中心に勧誘するキャンパス伝道という形での勧誘活動を積極的に行っている。

具体的な勧誘方法

具体的には、「筍」（しゅん）という名の小グループを形成し、筍を統括するリーダーである筍長という名の役職制を立てて、その筍長を中心に定着している信者をスタッフと捉えて、そのスタッフを使って勧誘していくというシステムである。勧誘されて来た信者は必ず、この「筍」という名の小グループに配属になる形になっている。そして、新しく勧誘されてきた人を、「お客様」として捉え、定着している信者が食事を奢ったり、家に泊めたり、映画を見たり等の各種様々なケアを行う。そして、キリスト教信仰を持って教会に来るようになると、今度は、「洗礼式」を受けさせ、また、新たな勧誘者になっていくというシステムである。

具体的な流れを箇条書きにて列挙すると、

1. 新しく勧誘されてきた信者「お客様」（初めて来た人は、「新来者」または、「未定着者」と呼ばれる。）を食事に誘い、近くのファミリーレストラン等で食事をする。その際に聖書勉強等を行う。
2. キリスト教信仰を持って教会に来た信者に洗礼式を受けさせる。
3. 定着者となり、信者＝スタッフとなる。これは、ヨハン教会の定着者であり、同時にヨハン教会の勧誘員である。
4. 筍員から始まり、補助筍長→独立補助筍長等とステップアップしていく。
5. 献身者（ヨハン教会の職員）となる。

簡略的に表記すると、以上のような流れとなる。

民間の会社組織と変わらない組織システムの中で、定着している信者をスタッフと捉えて、勧誘の為のはっきりとしたノルマを提示し、そのノルマを達成する為の勧誘に関する各種会議、また、集まり、また、「リトリート」と称する様々な会合、また、ヨハン教会独自の様々なイベントを実践している。 　 日本宣教・世界宣教のビジョンを実践する為に、現在は全国展開を行い、全国各地にその地域の地域名を冠にするヨハン○○キリスト教会を続々と創立する。JEA（日本福音同盟）に加盟している。本部を東京都新宿区北新宿に置く。団体の名前としては、ヨハン早稲田キリスト教会であるが、これは、本部に当たる日本人教会が東京都新宿区の早稲田町に在所した所から来ている。現在は、東京都新宿区北新宿に在所する。最寄り駅は、JR中央線・東中野駅及びJR線・大久保駅。

批判

信者からの勧誘活動が非常に盛んで、徹底的なまでの勧誘行為を行う。勧誘に対し、信者へのはっきりとしたノルマが課せられている、また、支配関係の強い組織構造に疑問や批判の声も多い。

外部リンク

• ヨハン早稲田キリスト教会
• ヨハン早稲田キリスト教会まとめサイト
• 川島堅二の宗教学研究室