高温工学試験研究炉

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高温工学試験研究炉 (High Temperature engineering Test Reactor:HTTR) とは、日本原子力研究所(現 : 日本原子力研究開発機構)が茨城県大洗町に建設した実験用の原子炉である。炉の形式は、冷却材としてヘリウムを利用した黒鉛減速ガス冷却炉である。核燃料は、ペブルベット型とは異なる六角柱型となっている。

1999年に出力30MWを達成した。2004年には950℃の原子炉出口冷却材温度を達成している。 また、固有の安全性を実証するため、冷却材流量低下試験等も行われている。

この原子炉は、発電だけではなく、IS法(en:Sulfur-iodine cycle)による熱化学水素製造(en:Thermochemical cycle)に充分な熱量が得られるかの試験も行うことが目的とされていた。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯36度15分58.8秒 東経140度32分50.8秒 / 北緯36.266333度 東経140.547444度 / 36.266333; 140.547444