鞠海成

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鞠 海成(グク・ヘソン)
Kuk Hae-Seong
城南マグパイズ
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 全羅北道 群山市
生年月日 (1989-10-08) 1989年10月8日(34歳)
身長
体重
180 cm
94 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 左翼手 右翼手 指名打者
プロ入り 2009年 申告選手入団
初出場 KBO/ 2012年6月23日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
グク・ヘソン
各種表記
ハングル 국해성
漢字 鞠海成
発音: グクヘソン
日本語読み: きく・かいせい
英語表記: Kuk Hae-Seong
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鞠 海成(グク・ヘソン、: 국해성1989年10月8日 - )は、大韓民国の全羅北道群山市出身のプロ野球選手外野手)。

経歴

2008年に育成選手として斗山ベアーズと契約した。しかし同年から2年間一軍出場はなかった。

2010年に兵役のためチームを離れたが兵役義務遂行中の選手用の野球チームである尚武野球団と警察野球団のいずれにも入団できず、公益服務要員として活動した。

2012年に斗山に復帰すると、フューチャーズリーグで高い打率を記録したため6月23日のハンファ・イーグルス戦でプロ初出場をしたが、初打席は三振に倒れた。その後も2試合に出場したが全く活躍できなかった。

2015年4月11日のLGツインズ戦で犠牲フライを放ち、プロ初打点を記録すると、同年7月31日の三星ライオンズ戦ではプロ初安打兼初本塁打を放った[1]

2016年鄭振浩趙修行といった他の若手外野手とともに金宰煥閔炳憲のバックアップ外野手としての役割を獲得した。同年は58試合に出場し自己最高の成績を収め、韓国シリーズにも出場した。

2018年は故障が長引いたため目立った活躍はできず、わずか14試合の出場にとどまった。

勝てば斗山のレギュラーシーズン優勝が決まる2019年10月1日のNCダイノス戦では9回裏に白同訓の代打として登場。そして元鐘玄からツーベースヒットを放ち代走の金大漢と交代した。直後に朴世爀のタイムリーで金大漢が生還したためさよなら勝ちとなり斗山の優勝が決まった[2]

同年は一軍と二軍を行ったり来たりの生活が続いた。しかし2軍ではホームラン王のタイトルをとるなど、その長打力には目を見張るものがあった[3]

2020年8月15日のKTウィズ戦では1点ビハインドで迎えた9回裏2アウト1塁から打席入りし、李輔根から人生初の逆転さよなら本塁打を放った[4]

2021年は6月2日に右ひじの骨片を除去する手術を行い、同年の成績は4試合に出場して8打数1安打、二軍では14試合で打率0.314(51打数16安打)、2本塁打、13打点。

同年オフにこの年から導入されたフューチャーズリーグFAを行使するも[5]、2022年3月11日に斗山から交渉を打ち切られ退団が確定[6]

その後、独立リーグの城南マグパイズに入団した。

プレースタイル・人物

スイッチヒッターであるため打者としての出場機会が多く、さらに長打力に秀でている。

しかし打撃以外の分野では頭角を表わせずにおり、また足首負傷や膝靭帯損傷など怪我も多い。さらに外野の守備はかなり悪く、走者の進塁をたやすく許してしまうためフル出場することはあまりない。

応援歌はメンデルスゾーンの「歌の翼に」を原曲としている[7]

詳細情報

年度別打撃成績

年度 チーム 打率 試合 打数 得点 安打 2塁打 3塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 盗塁死 四球 死球 三振 併殺 失策
2012 斗山 0.000 3 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0
2015 0.200 11 20 6 4 1 0 1 8 5 0 0 2 1 5 2 0
2016 0.278 58 151 28 42 11 0 4 65 24 1 1 21 1 36 1 1
2017 0.209 57 86 15 18 3 0 3 30 17 0 0 5 4 23 2 0
2018 0.333 14 24 4 8 3 0 0 11 1 1 0 3 1 5 1 0
2019 0.171 21 35 2 6 3 0 0 9 2 0 0 5 1 13 3 2
2020 0.233 46 86 10 20 1 0 3 30 17 1 1 6 1 21 2 1
通算 7シーズン 0.240 210 408 65 98 22 0 11 153 66 3 2 42 9 105 11 4

背番号

  • 90 (2008年 - 2009年)
  • 33 (2010年 - 2015年)
  • 15 (2016年 - 2021年)

脚注