野村元五郎
野村 元五郎（のむら げんごろう、1887年（明治20年）10月 - 1954年（昭和29年）2月14日）は、日本の実業家。野村銀行頭取や、同行会長、野村生命取締役、大阪ガス監査役等を歴任した。
人物・経歴
大阪府で初代野村徳七の四男として生まれる。二代野村徳七は兄。1908年大阪高等商業学校（現大阪市立大学）卒業[1]。1909年から6年間イギリスに留学した[2]。1917年に家業が株式会社化され野村商店が設立されると監査役に就任した[3]。
1918年に大阪野村銀行が設立されると頭取に就任し[4]、昭和金融恐慌や昭和恐慌下でも順調に業容を拡大させた[5]。1925年大阪瓦斯監査役[6]。1934年野村生命取締役[7]。1943年野村銀行会長[8]。1945年退任[9]。
親族
初代野村徳七は父。二代野村徳七は兄。妻夏は加賀正太郎の妹[1]。
脚注
- ^ a b 野村元五郞 (男性)人事興信録データベース（名古屋大学）
- ^ 「 野村元五郎氏」『関西名士写真録』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 創業者「野村徳七」 14.「野村商店」を株式会社に改組 野村ホールディングス
- ^ (株)野村銀行『野村銀行二十年史』(1938.08)渋沢社史データベース
- ^ 「我国経済界の羅針盤野村家事業概見新興の機運に充てる関西の財閥海外発展思想の具体化と大飛躍」大阪朝日新聞 1931.5.1 (昭和6)（神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫 人物伝記(4-012)）
- ^ 「大阪瓦斯(株)『大阪瓦斯五十年史』(1955.10)」渋沢社史データベース
- ^ 東京生命保険(相)『東京生命七十年史』(1970.12)渋沢社史データベース
- ^ (株)大和銀行『大和銀行六十年史』(1979.02)渋沢社史データベース
- ^ 「(株)大和銀行『大和銀行六十年史』(1979.02)」渋沢社史データベース
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