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近藤 紫雲(こんどう しうん、生没年不詳)は大正時代に活躍した日本画家、版画家。
来歴
名古屋の出身である。大正期に博文館の雑誌『文芸倶楽部』最後の木版画口絵を描いたほか、関東大震災の版画を沢山描いている。また、1924年に池田輝方らとともに合作した新版画「新浮世絵美人合 六月 菖蒲」を村上という版元から刊行している。
作品
- 「早乙女」口絵 『文芸倶楽部』第二十巻八号 大正3年
- 「菖蒲」 木版画
- 「美人図(仮題)」 紙本着色 墨彩
参考文献
- 楢崎宗重編 『秘蔵浮世絵大観 ムラー・コレクション』 講談社、1990年
- 山田奈々子 『木版口絵総覧』 文生書院、2005年