象戯図式
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象戯図式(しょうぎずしき)は、江戸時代に発行された古将棋の解説書である。
概要
初代・伊藤宗看により幕府に献上されたことが始まりである。現存のものは筆写本であり、正確な筆写年代は不明である。
- 将棋(小象戯・図は略されている)
- 中将棋(中象戯)
- 大将棋(太象戯)
- 天竺大将棋(天竺大将基)
- 大大将棋(太太象戯)
- 摩訶大大将棋(摩羯太大象戯、摩訶太太象戯)※「羯」は魚偏(𩹄、)の文字がないため代用で用いている。
- 泰将棋(大象戯)
の初期配置図および駒の動き方のほか、
について言及されている。
現在は同書の一部が収録されている『ものと人間の文化史23 将棋』(増川宏一・法政大学出版局)が入手可能である。ここに収録されている『象戯図式』は松浦大六筆写の1909年のものとなっている。
関連項目
参考資料
- 『ものと人間の文化史23 将棋』増川宏一・法政大学出版局・1977年・ISBN 4588202316