衛星フレア
衛星フレア(Satellite flare)とは、アンテナや太陽電池パネルなど、人工衛星の光を反射しやすい部分が太陽の光を地球に向かって短時間反射し、明るい「フレア」のように見える現象である。
イリジウム衛星フレア
イリジウム社の通信衛星は、メインバスから120度ずつ離れ、40度の角度を持った位置によく磨かれた3つのドア大のアンテナを備える特異な形状をしていた。前面のアンテナは衛星の進む方向を向いている。時々、このアンテナが地球の方向に直接太陽光線を反射することがあり、約10km未満の動く光のスポットを見せることがある。観測者からは、この現象は、数秒間に渡り空に非常に明るいフレアが出たように見える。
明るいものでは-8等級(まれに-9.5等級)にもなり[1]、昼でも見えるものもある。この発光現象は、しばしば観測を邪魔したり、精密な機器に損傷を与えたりして、天文学者達を惑わせる。
衛星フレアがなければ、人工衛星は典型的には6等級やそれ以下の明るさで、夜の空を横切るのが観測できる。
出典
関連項目
外部リンク
- Astrosat See Iridium flares in the sky from your city
- Heavens Above allows you to get predictions for when Iridium flares will be seen from your location
- Iridium flares widget for Mac OS X Download free widget to get predictions based on heavens-above.com data
- Iridium flares widget for Opera community widget for Opera Browser
- IridiumFlares prediction software (Java application)
- Iridium page at Visual Satellite Observer's Home Page Images and further description of Iridium flares.
- PreviSat Software