航空機動作戦師団 (ドイツ連邦陸軍)
航空機動作戦師団 | |
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航空機動作戦師団章 | |
創設 | 2002年7月1日 |
所属政体 | ドイツ |
所属組織 | ドイツ連邦陸軍 |
部隊編制単位 | 師団 |
兵種/任務/特性 | ヘリボーン |
人員 | 約14,500名 |
所在地 | ファイツヘーヒハイム |
標語 |
Nach vorn (前へ) |
航空機動作戦師団(こうくうきどうさくせんしだん、ドイツ語:Division Luftbewegliche Operationen、略称:DLO)は、ドイツ連邦陸軍の師団のひとつ。空中機動作戦師団と訳されることもある。2002年7月1日に、海外派兵を目的に創設されたドイツ軍初の空中機動部隊である。
概要
現在、軍隊を平和利用しようとする動きが強くなり、各国は第三世界に軍隊を派遣して平和維持活動などを行うようになった。国連決議やNATO決議など、国際世論が納得する場で軍を派遣するか採決される。それに従うことが、国際社会の一員として必要不可欠なものである。また、NATOに加盟している国は、NATOが決議したら、どのような理由があろうとも軍を派遣する必要があり、すぐに展開できるように平時より訓練を重ねている。そういった流れを受け、2002年7月1日にドイツ陸軍で編制された部隊が、この航空機動作戦師団である。
現在、DLOはコソボ平和維持軍として約600名の隊員を派遣している。アフガニスタンにも派遣するという噂も存在するが、これはあくまでも噂であり、確証はない。
編制
- 師団司令部付隊
- 師団通信大隊
- 第12音楽隊
- 第15中型輸送ヘリコプター連隊
- 第25中型輸送ヘリコプター連隊
- 第30軽輸送ヘリコプター連隊
- 第1航空機動旅団
- 旅団司令部付隊
- 第26攻撃ヘリコプター連隊
- 第36攻撃ヘリコプター連隊
- 第10軽輸送ヘリコプター連隊
- 第1航空機動連隊(第1空中機動連隊)
- 陸軍部隊旅団
- 旅団司令部付隊
- 第345砲兵訓練連隊
- 第750NBC連隊
- 第12装甲防空大隊
- 第12軽NBC中隊
- 第300軽防空中隊
第1航空機動連隊には、本部中隊・3個軽歩兵中隊・2個機械化歩兵中隊・1個工兵中隊・1個軽対空中隊・1個後方支援中隊・1個兵站中隊の10個中隊が存在し、軽歩兵中隊の中には特殊作戦小隊と呼ばれる部隊が存在する。この小隊には、特殊部隊KSKのメンバーが多数所属している。