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聖書のみ

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聖書のみ(せいしょのみ、Sola scriptura)は、信仰義認万人祭司と並ぶ、宗教改革におけるプロテスタントの三大原理の一つ。

  1. ローマ・カトリックの「聖書聖伝」に対して、プロテスタントは聖書のみを主張する。
  2. ローマ教会が外典を付加するのに対して、プロテスタントは66巻である。
  3. 教会の権威によって聖書が決定されたと主張するローマ・カトリックに対して、プロテスタントは聖書のアウトピストスを主張し、聖書自身が聖書を聖書であるとあかしすると認める。[1]

ローマ・カトリックへの反対として生まれたプロテスタントであることから、通例これらの原理はローマ・カトリックとの対比として言及されるが、正教会においても聖伝が重視される点、および旧約外典を認める点はプロテスタントと異なっている。ただし正教会は「聖書は『聖伝』の一部」と位置づけており、「聖書と聖伝」のローマカトリックとは微妙に位置づけが異なっている[2]

脚注

  1. ^ 『福音主義キリスト教と福音派』p.71-76
  2. ^ 教え-聖伝:日本正教会 The Orthodox Church in Japan

参考文献