稚児ヶ墓山

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稚児ヶ墓山
標高 596.3 m
所在地 兵庫県神戸市北区山田町岩谷
位置
北緯34度47分1秒 東経135度8分24秒 / 北緯34.78361度 東経135.14000度 / 34.78361; 135.14000(世界測地系)、北緯34度46分49秒東経135度8分34秒(日本測地系)
山系 丹生山系
プロジェクト 山
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稚児ヶ墓山の位置(日本内)
稚児ヶ墓山
稚児ヶ墓山の位置

稚児ヶ墓山(ちごがばかさん)は神戸市北区山田町岩谷の丹生山系と呼ばれる山塊に属する標高585.9mの山。この山系の最高峰である。

山名の由来

稚児ヶ墓山の西に位置する丹生山頂には丹生神社があり、この丹生神社は甞て同じく丹生山頂に位置していた明要寺と一体を為していた。豊臣秀吉別所長治に対する攻撃の際、別所側についた明要寺は容赦なく焼き払われた。この攻撃においては多くの幼子も犠牲となり、周辺の人々はこれ哀れみ、「稚児ヶ墓」と呼ばれる墓をこの山の頂上すぐ下に作って弔った。山名はこの「稚児ヶ墓」に由来する[1]

ルート

神戸市バス大滝前から柏原台を経て登るルートが一般的である。帝釈山丹生山方面から、丹生山系縦走路を経由してから縦走する登山者も多い。

関連画像

関連項目

脚注

  1. ^ 「別所一族の興亡 『播州太平記』と三木合戦」(橘川真一著 西川卓男校訂 神戸新聞総合出版センター 2004年12月)95頁


参考文献

  • 国土地理院 地図閲覧システム 2万5千分1地形図名:淡河
  • 『関西周辺の山250 : ベストコース』(改訂)山と溪谷社、2006年。ISBN 4635180190