福島新吾

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福島 新吾(ふくしま しんご、1921年5月2日 - 2013年5月1日)は、日本の政治学者専修大学名誉教授。政治学原論専攻。

略歴

1921年、東京生まれ。戦時中に学徒出陣を経験した後、1947年東京帝国大学法学部政治学科を卒業。東京大学社会科学研究所助手(1947-54年)を経て専修大学に移り、1960年より専修大学法学部教授。同法学部長を務めた。

九条科学者の会」呼びかけ人を務めていた[1]

従兄(母の妹の長男)に作曲家・音楽評論家の柴田南雄がいる。

2013年5月1日に肺炎のため死去[2]。91歳没。

著書

単著

  • 『非武装の追求――現代政治における軍事力』(サイマル出版会、1969年)
  • 『日本の「防衛」政策』(東京大学出版会、1981年)
  • 『非武装のための軍事研究――戦争と平和の論理』(彩流社、1982年)
  • 『日本の政治指導と課題の詳細』(未來社、1992年)
  • 『「学徒出陣」落第記』(オリジン出版センター、1993年)
  • 『時代との対話』(西田書店、1998年)

共著

  • 藤井治夫)『核・軍縮問題のわかる本――核戦争が近づいている 軍縮への道』(労働教育センター[総評文庫]、1982年)

脚注

  1. ^ 「九条科学者の会」呼びかけ人メッセージ (2005.3.13)
  2. ^ 訃報:福島新吾さん91歳=専修大名誉教授 毎日新聞 2013年5月2日閲覧[リンク切れ]