石炭ガス化複合発電
石炭ガス化複合発電(せきたんガスかふくごうはつでん)(Integrated coal Gasification Combined Cycle IGCC)とは、石炭をガス化して利用する発電方式。コンバインドサイクル発電(ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせ発電する方法)を使うことで、従来の石炭火力(微粉炭燃焼方式)よりも高い発電効率(送電端で48~50%程度)が見込まれる。これにより石油火力とほぼ同等のCO2排出量で石炭利用発電が可能となる。
各電力会社が共同で開発に取り組んでいる。現在は、商用機の2分の1規模の実証機(250MW級)の実証試験に取り組んでいる。
2011年の地震で原発事故が起こり、原発を忌避する風潮が強まったことから、次世代の発電方式の一つとして、有力視されている。従来の石炭火力(微粉炭燃焼方式)と比べて、戸外に微粒子をまき散らさないことから、環境への悪影響も低いと見込まれる。(ただし空気への影響という点では、火力発電はいずれも原発よりも劣る。)[要出典]
参考文献
脚注