石廊崎ジャングルパーク
石廊崎ジャングルパーク Irouzaki Jungle Park | |
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施設情報 | |
テーマ | 植物 |
管理運営 | 岩崎産業株式会社 |
面積 | 12,000m2 |
来園者数 | 75万人(1973年度) |
開園 | 1969年 |
閉園 | 2003年9月30日 |
所在地 | 静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎55 |
石廊崎ジャングルパーク(いろうざきジャングルパーク)は、岩崎産業がかつて静岡県南伊豆町の石廊崎で運営していた植物のテーマパークである。
概要
1960年代、鹿児島の岩崎産業が全国数十カ所の景勝地を意欲的に開発する一環として石廊崎周辺の土地を取得し、1969年(昭和44年)に「熱帯の楽園」をキャッチフレーズに熱帯植物を観賞する植物園としてオープンした。
1973年(昭和48年)のピーク時には、75万人の年間入場者数が訪れたが、年々入場者数は激減し、閉園間際ごろには10万人に落ち、施設の老朽化が進んだこともあり、営業継続を断念。2003年(平成15年)9月30日で閉園・閉鎖をした。
その後、駐車場は町営に移管したが、残された施設は富士箱根伊豆国立公園内にもかかわらず放置されたままとなり景観等で問題となっていた。2007年には南伊豆町と岩崎産業とで訴訟が起こり、2013年9月24日に南伊豆町が298,110m2の土地を買い取ることで決着した[1]。なお岬には依然として岩崎産業の土地も多く残っており、いびつな形での土地取得であることや、再整備において自然公園法や文化財保護法の関係もあり現状変更の難しさが指摘されている[1]。
その後南伊豆町は跡地に残っていた廃墟を解体して再開発し、2019年4月1日に『石廊崎オーシャンパーク』として開業した[2]。
脚注
- ^ a b 日本都市計画学会 都市計画報告集 No.14(2015年度)『住民参加によるまちづくりワークショップに関する成果と課題 -石廊崎ジャングルパーク跡地利用計画策定ワークショップを事例として-』 (2015) - 木村亜維子ら、2017年3月閲覧
- ^ 「石廊崎の絶景楽しんで オーシャンパーク開業 南伊豆」『静岡新聞』、2019年4月2日。