石川康子

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石川 康子(いしかわ やすこ、1958年 - , Yasuko ISHIKAWA)Ph.D ノンフィクション作家(医学博士)

人物

1958年東京生まれ。

1982年獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒業後、ドイツ フランクフルト在住(赤井電気勤務)。

結婚退職後イタリア フィレンツェ在住。帰国後、3姉妹を育てながら、東京都立大学人文学部独文学科卒。2002年、同大学院人文科学研究科独文学修士課程修了。東京農業大学大学院農学研究科食品栄養学科(特待生)から同大学院農学研究科農芸化学入学編入し、途中中退。2009年、順天堂大学大学院医学研究科免疫学卒業[1]。博士課程修了。

2020年現在、株式会社ビーベスト代表取締役(2000年設立)。サプリメントの製造販売。医学博士。機能性食品や食品免疫学をテーマに予防医学に取り組む一方で、ノンフィクション作家、翻訳家としても活躍。2012年からヴェネツィア室内合奏団をイタリアのヴェネツイァから毎年招聘し、イタリアと日本との音楽の架け橋となる芸術活動も続ける。2013年、一般社団法人日本アブルッツォ協会を設立し、日本で初めてイタリアのアブルッツォ州について紹介する活動を始める[1]。アブルッツォ州の認知度を高める活動開始。2014年、自宅1階に蕎麦処「くに作」を開店。2016年、自宅3階に曾祖父で戦前、歌会はじめの選者にもなった九州大分県宇佐市生まれの和泉白泉の俳画とコレクションを集めて私邸白泉美術館開館[2]

2019年からそば処「くに作」にて月に1回のペースで、「森の音楽会」を主催。音楽大学生の演奏の場として提供。

夫、石川清は工学博士(東京工業大学大学院建築学科卒)。愛知産業大学名誉教授。2020年現在、学校法人東京町田学園副学長(町田デザイン専門学校)。

著書

  • 『原智恵子 伝説のピアニスト』(KKベストセラーズ2001年)この本は、2003年にTBS「世界ふしぎ発見」で一時間番組となる。
  • 『御木本澄子 幸せの旋律』(世界文化社2009年)
  • 『もうひとりのゲーテ』(共訳・法政大出版2001年)
  • 『アレルギー疾患の緩和にビーポーレン』(ハート出版2009年)
  • 『あなたの知らないイタリア ミステリアスガイドアブルッツォ』(世界文化社2013年)この本は2013年9月24日の読売新聞朝刊(全国版)の「顔」のコーナーで紹介される。
  • 『Mysterious Abruzzo』(上記の英語版 ビーベスト社2015年)
  • 『白泉物語』(ビーベスト社2016年)なぜ白泉美術館を開設したかという内容。
  • 『くに作物語』(ビーベスト社2019年)なぜ自宅1階に蕎麦屋を開店したかという内容。

雑誌掲載と学術論は下記の通り

  • 「骨董のあるくらし」平凡社別冊太陽(1995年)
  • 「優雅で感傷的な最終楽章 原智恵子」新潮45、新潮社(1996年)
  • 「男になれなかった文豪ゲーテの息子」新潮45、新潮社(2000年)
  • 「ゲーテのゴシック建築観」(修士論文2002年)
  • 「ビーポーレンの受容と解明の歴史」Food Syle21食品化学新聞社(2004年)
  • 「脳を健康に保つサプリメント・イチョウ葉エキス」Food Syle21食品化学新聞社(2005年)、『Inhibitory Effect of Honeybee-Collected Pollen on Mast Cell Degranulation in vivo and in vitro』Journal of Medicinal Food 2008.Mar;11(1):12-20 (博士論文2008年)、

『Lipid-soluble components of Honeybee-Collected Pollen exert anti-allergic effect by inhibiting IgE-mediated mast cell activation in vivo』:Phytotherapy Research ビーポーレンの脂溶性画分における抗アレルギー作用の検討(2009年)

受賞歴
  • 2020年 第47回プレミオスルモーナ国際文学賞受賞 - 日本人でこの賞における国際文学賞は初めて[3][4]。参考までに、プレミオスルモーナ国際現代彫刻部門では緒方良信氏が2000年受賞。羽石知代氏は舞台美術で2011年、2014年にプレミオスルモーナ芸術賞受賞。

脚注