直接行動 (テロ組織)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。突撃二号 (会話 | 投稿記録) による 2016年3月27日 (日) 12:11個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

直接行動
Action directe
略称 AD
設立 1979年
種類 テロ組織
法的地位 非合法
目的 西側資本主義を打倒する世界革命
関連組織 ドイツ赤軍
赤い旅団
テンプレートを表示

直接行動(ちょくせつこうどう、フランス語:Action directe アクシオン・ジレクト)は、フランス極左テロ組織。1979年に無政府主義組織「国際革命行動グループ」と毛沢東主義グループ「人民自治武装細胞」が合体して設立した。

活動

当初は資金確保のために銀行強盗を繰り返していたが1982年頃から「国内派」と「国際派」に分裂。国内派は公共施設、軍、マスコミに爆弾テロを働き、その犠牲者の一人に当時のルノー公団総裁、ジョルジュ・ベス(Georges Besse)も含まれていたが、1987年に当局の取り締まりにより解散した。国際派はドイツ赤軍赤い旅団などの国外のテロ組織と共闘して爆破、暗殺を繰り返したが同じく1987年に当局の取り締まりにより壊滅した。

犯行

直接行動は50件ものテロ攻撃を行い、その中には1985年には直接行動の一部隊である「エリザベス・ヴァン・ダイク=コマンド」が、フランス国防省の技術将校ルネ・オドランを暗殺したり、サブマシンガンを乱射するといった事件も含まれていた。

関連項目

外部リンク