直島航

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。5v81nn0 (会話 | 投稿記録) による 2022年1月16日 (日) 11:55個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (リンク追加)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

直島(嶋) 航(なおしま わたる、1963年 - )は、日本写真家。「nwA」という名前で活動することがある。

「観覧写」として各地の観覧車のある風景の作品群を中心に、スナップや心象風景を表現する作品を発表しているシリアス・フォトグラファー、詩人、美術家。

「観覧'写’」は直島航の造語だが、当初は「観覧車のある情景」と言っていた。

写真のタイトルを、短い詩で表現することがある。(「いつまでたっても どれだけ経っても まだ」など)

八戸の市民写真展に特別出典していた。(震災の詩と、八戸公園の観覧「写」を出品)

天井から写真の額を吊り下げたり、額と額をワイヤーで繋いで鉄骨を表現するなどしたうえで、  観覧車をイメージした円形に配列する展示を行うことがある。

経歴など

大阪在住。詳細は不明。表記は、直「島」航の場合もある。

小品に「摺航」の刻印を入れることがある。

2005年以降、定期的に展覧会等で作品を発表。

日本全国の観覧車の表情を追った「観覧写シリーズ」の制作を現在も継続中。 当初は、街角の人々のスナップ写真が中心だった。

  • 2005年頃 初個展
  • 2008年 “For Rent! For Talent! 4”(三菱地所アルティアム 福岡)出品
  • 2009年 個展「節気 直島航写真展」(5.27-6.9 ニコンプラザ大阪)
  • 2009年 Artcompe X'(7月および12月 The Artcomplex Center of Tokyo)出品
  • 2011年 個展「切片 直島航写真展」(1.11-1.20 ニコンプラザ大阪)
  • 2012年 直嶋航写真展「 東北/觀覽'写'」(12月14日(金) ~12月19日(水)東北工業大学一番町ロビー  仙台市青葉区)
  • 2013年 個展「候(こう) 直島航写真展」(4.1-4.10 ニコンプラザ大阪)
  • 2015年 直嶋航写真展「憧憬(しょうけい)- 消えた観覧車たち」(8月1日(土)-10日(月)ニコンプラザ大阪)

年譜

・2012年3月末までに、約170基を撮影した。 (出典:2012年3月30日付日本経済新聞) ・「あと数基で日本の観覧車は撮影し終わる」(談)

出演番組

[BSプレミアム]ボクの観覧写~下界からセンチメンタルな思いをこめて 2012年2月17日(金)11:45~放映

文献など

・観覧「写」幸せの原風景 ~よみがえる幼心・昭和の香り・日本各地訪ね撮影~ (2012年3月30日付日本経済新聞文化面)

・観覧車の風景追うフリーカメラマン ~まちの埋蔵文化人 (2013年3月13日付朝日新聞夕刊2面 関西版)

著書

・「廻環」(私家版 2007)

・「白瞬-観覧『写』[snow moment - Ferris Wheel](Asukanet Publishing 2013)

外部リンク