海宝院 (逗子市)

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海宝院
所在地 神奈川県逗子市沼間2-12-15
山号 長谷山
院号 海宝院
宗派 曹洞宗
創建年 天正18年(1590年
開山 之源臨乎
開基 長谷川長綱
札所等 三浦三十三観音霊場24番札所、三浦地蔵尊三十八霊場25番札所
文化財 銅鐘(神奈川県指定重要文化財)他
法人番号 6021005007824 ウィキデータを編集
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海宝院(かいほういん)は、神奈川県逗子市にある曹洞宗の寺院。

歴史

1590年天正18年)、徳川家康の家臣長谷川長綱の開基である。長綱は卓越した行政官であり、徳川氏の新領地となった三浦半島を統治するため、当地に代官として赴任した。そして後北条氏に代わり新領主となった徳川家の威光を知らしめるべく、之源臨乎を招いて寺を創建した。これが当寺の起源である[1]

元々は、現在の横須賀市の良長院がある場所に位置していたが、之源臨乎は駿河国の出身で富士山に対する愛着があったことから、三浦丘陵の西側の現在地に移転した[1]。その後、旧所在地に建てられたのが良長院である。この寺も曹洞宗である。

文化財

  • 銅鐘(神奈川県指定重要文化財 昭和44年12月2日指定)[2]
  • 四脚門(逗子市指定文化財 昭和48年1月26日指定)[3]
  • 木造十一面観音菩薩坐像(逗子市指定文化財 昭和49年12月18日指定)[3]

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年、234-235p
  2. ^ 神奈川県文化財目録(市町村別)神奈川県、69p
  3. ^ a b 逗子市内所在の重要文化財指定物件逗子市

参考文献

  • 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年