波多野ミキ

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波多野 ミキ(はたの みき、1934年 ‐ )は、日本の教育者カウンセラー、元女優翻訳家。夫に波多野里望、息子に波多野鷹

来歴

高校を卒業後、NHK劇団で女優]となる。『読売新聞』に掲載された記事をきっかけに波多野里望と知り合い結婚する。社交上などからも大学での勉強の必要性を感じ、大学受験する。そして、早稲田大学文学部仏文専修を卒業し、大学院に進学も、妊娠したため退学した。その後、東洋大学文学部教育学科へ学士入学、教育学士と社会教育主事の資格を取得する。義母の波多野勤子が創立した波多野ファミリースクールで副理事長に就任し、教育活動を行う。また、日本家庭福祉会理事長や東京家庭裁判所の家事調停協会副会長、日本尊厳死協会副理事長を務めたほか、国際法学者の里望と共に海外での活動経験も豊富である。教育に関する本を多く執筆し、波多野未記のペンネームでフランス文学翻訳を手掛けた。その半生は、里望の著した『心謝』の中で語られている。

著書

単著

  • 『おかあさん教師』青春出版社、 1977年
  • 『子どもの上手な叱り方・下手な叱り方』三笠書房、 1990年/改訂版、2003年/2006年(知的生き方文庫)
  • 『新米ママのための3歳までのしつけ』ナツメ社、 1991年
  • 『子どもの上手な叱り方・下手な叱り方 実例集』三笠書房 、1994年
  • 『男の子ですよ!』成美堂出版、 2001年
  • 『女の子ですよ!』成美堂出版、 2001年
  • 『子どもが一週間で変わる親の「この一言」』三笠書房、 2003年
  • 『がんばる「力」をもてる子に』PHP研究所、 2005年
  • 『男の子はなぜ言うことを聞かないの?』現代書林、 2008年
  • 『小学生までにこれだけは!直しておきたい苦手習慣33』PHP研究所、 2010年
  • 『子供を追いつめる親のひと言』PHPエディターズ・グループ、 2011年

共著

  • 『マンガでわかる子どもが一週間で変わる親の「この一言」』板橋敦子画、三笠書房、 2003年
  • 『自己肯定感の育て方』今井和子・堀内節子共著、ほんの木、 2007年
  • 『こころを育むママのシンプルな習慣』八木橋麗代画、かんき出版、 2011年
  • 『からだと知力を伸ばすママのシンプルな習慣』八木橋麗代画、かんき出版、 2011年

監修

  • 『〈マンガ〉子どもの上手な叱り方・下手な叱り方』小川京美画、三笠書房、 2008年

訳書

  • 『水晶の宮殿』A.コレノ、あかね書房、1967年
  • 『かもめ隊の少女』トウードウース、集英社、1976年
  • 『美しいローレット』ディエレット、石坂洋次郎・高橋健二・波多野勤子監修、集英社、 1977年
  • 『家なき子』エクトル・マロ、集英社、1978年 /1994年(子供のための世界文学の森)

参考文献

  • 『心謝』波多野里望、小学館スクウェア、 2006年