池田長十郎

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池田長十郎(いけだ ちょうじゅうろう、1891年10月11日 - 1943年1月27日)は、ホーリネス教会牧師殉教者である。

1891年に静岡市に生まれる、尋常小学校3年生頃中退して、奉公に出る。その後、静岡県庁の給仕をしているときに静岡教会の村岡菊三郎の世話になり、1907年に洗礼を受ける。

同年、献身して聖書学院に入学する。19歳の時に、名古屋に任命され、東洋宣教会福音伝道館の教役者になる。以後、淀橋教会、鳥取教会、秋田県小坂の福音伝道館を経て、北海道の北見札幌牧会し、宇都宮秩父に移る。さらに、台湾部長として台北に赴任する。名古屋教会で牧会をしている時に、1942年にホーリネス弾圧事件が起きて、1943年2月23日に検挙される。8月に保釈されるが、その後脳溢血のために死亡したので殉教者とされている。

参考文献

  • 『日本キリスト教歴史大事典』教文館、1988年