横浜の神代神楽

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横浜の神代神楽(よこはまのじんだいかぐら)は、大拍子長胴太鼓を基本とする囃子に、神楽面をつけて舞う神道の歌舞。時に巫女舞神拝などの様に直面で演じる無言劇の形態をとる。

横浜市域には、『古事記』や『日本書紀』の神話を素材とした「神代神楽(里神楽)」という神楽が伝えられており、その伝来はふるく江戸時代までさかのぼることができる。現時市域では鶴見区の市場神代郷神楽(萩原社中)、神奈川区の子安神代神楽(横越社中)[1]港北区の港北神代神楽(佐相社中)の三社中が横浜市無形民俗文化財保護育成認定団体に認定されている。また2011年に相模流里神楽師加藤俊彦により特定非営利活動法人里神楽・神代神楽研究会も設立されている。

2007年3月3日(土)~4月15日(日)に、横浜市の横浜市歴史博物館にて「企画展横浜の神代神楽-神楽師たちの近世近代-」が行われ話題となり、2009年には横浜能楽堂にて神奈川の神楽と言う公演が行われ。数多くの神楽社中が公演に参加している。

付属芸能として、面芝居を上演した社中が多かったが、現在はほとんど伝承されていない。

脚注[編集]

  1. ^ http://www.city.yokohama.lg.jp/kanagawa/kusei/wagamachi/route04.html

参考文献[編集]

横浜の神代神楽-神楽師たちの近世近代-
わが町 かながわ とっておき ルート4 六角橋・神大寺(2012年3月27日閲覧)

関連項目[編集]