松木治三郎

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松木 治三郎(まつき じさぶろう、1906年2月21日[1] - 1994年5月24日[1])は、日本牧師神学者

福井県敦賀生まれ[1]。1934年日本神学校を卒業後、日本基督教会木更津教会(1941年より、日本基督教団)、熊本坪井教会牧師[1]を経て、1951年に関西学院大学文学部神学科教授[1]、翌1952年から同大神学部教授[1]として、聖書釈義新約学を講義。1968年から神学部長を務めた[1]。1974年に定年退職後は聖書解釈研究所を主宰した[1]

このほか、日本新約学会会長(1960年 - 1986年)[1]日本基督教団塚口教会主任牧師(1953年 - 1991年)[1]を務めた。

著書

  • 『使徒パウロとその神学』
  • 『新約聖書における宗教と政治』新教出版社、1948年
  • 『人間とキリスト―パウロにおける「人間」の神学的釈義的研究』新教出版社、1955年
  • 『人間とキリスト―パウロにおける「人間」の釈義的神学的研究』新教出版社、1961年
  • 『日本人と福音』日本基督教団出版部、1962年
  • 『沈黙と愛―説教集』新教出版社、1966年
  • 『新約神学〈1〉』新教出版社、1972年
  • 『イエスと新約聖書の教会』日本基督教団出版局、1972年
  • 『イエスと新約聖書との関係―今日のキリスト教本質の根本問題』日本基督教団出版局、1980年
  • 『人間〈第3〉その悲劇と希望をめぐって』日本基督教団出版局、1984年
  • 『松木治三郎著作集』全5巻 新教出版社、1991-92年
  • 『ローマ人への手紙 翻訳と解釈 (松木治三郎著作集)』新教出版社、1993年

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j 松木治三郎(関西学院辞典)”. 関西学院大学. 2015年10月28日閲覧。

参考文献

  • 松木治三郎『ローマ人への手紙(翻訳と釈義)』日本基督教団出版局、1966年