東江康治

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東江 康治(あがりえ やすはる、1929年 - 2015年4月5日)は、日本の教育心理学者。名桜大学名誉学長。元琉球大学学長。

略歴

太平洋戦争末期の沖縄戦鉄血勤皇隊として動員され、米軍の攻撃で右胸を撃ち抜かれたが、一命を取り留めた。当時、米国生まれの兄フランク・ヒガシが米兵として沖縄に入り、敵味方に分かれた兄弟としても知られた。

戦後、米政府の援助で米国に留学。教育心理学が専門で、1970年に琉球大学教育学部教授、1973年に教育学部長、1984~1990年に学長。同県名護市の名桜大学の設立に携わり、1994~2000年に初代学長を務めた。平和論の講座を設けるなど平和教育に力を入れた。2005年に瑞宝重光章を受章した。

著書

  • 『保育入門シリーズ 第14巻 乳幼児の生活指導』(編さん) (1979) 北大路書房

参考