東京楽所

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東京楽所(とうきょうがくそ)は日本雅楽演奏団体である。現在の代表は多忠輝(おおのただあき)。

概要

昭和53年(1978年)に、宮内庁式部職楽部楽師を中心に民間からも優秀な奏者を集め、伝統芸能ではなく芸術音楽としての雅楽演奏を目的として、多忠麿東儀兼彦芝祐靖木戸敏郎らによって創設された[1]。前身は同じく楽部の楽師によって結成された紫絃会。これまでにレコードや、『雅楽の世界』『御遊』『御慶』など数多くのコンパクトディスクを制作しており、さらに毎年多数の公演を行うなど、雅楽の普及に努めている。昭和58年(1983年外務省招請による文化使節として初めて渡欧し、以降は海外でも公演を行っている。また、2012年より東京オペラシティにおいて定期公演を開始し、2018年からはサントリーホールで行っている。[2]日本を代表する雅楽団体であるとされている。

ディスコグラフィー[3]

雅楽の世界(上) (1990年日本コロムビア

雅楽の世界(下) (1990年日本コロムビア

平安朝~殿上人の秘曲 (1992年日本コロムビア

舞楽の世界 (1993年日本コロムビア

日本古代歌謡の世界 (1994年日本コロムビア

現代日本の音楽名盤選(10) 武満徹: 雅楽 秋庭歌 一具 (1995年ビクター

春鶯囀(しゅんのうでん) (1997年日本コロムビア

Gagaku & Beyond(2000年Celestial Harmonies)

Gagaku: "Gems From Foreign Lands" (2002年Celestial Harmonies)

御遊 (2002年キングレコード

御慶 (2002年キングレコード

脚注

外部リンク